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作:恋犬

ビヨンド・ザ・ホライゾン-あのソラへと続く道-

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最終更新:2022/11/14

作品紹介

そう遠くない未来。 世界は戦争によって滅びた。 空は常に雲に覆われ、海は干上がり、地上には動植物の姿もない。 動くものといえば、エラーを起こした戦闘用ロボットばかり。 世界は終末を迎えていた。 それはそれとして。 その世界を、バイクで旅する二人組がいた。 ロボット兵士、ゾルタン。 最後の人類、シーカ。 二人は旅をする。 世界の果てへと至る道、ビヨンド・ザ・ホライゾンを目指して。 イラスト:サージ

ほのぼの近未来SFアクション/バトル終末世界ロボット兵士

評価・レビュー

人は人を想う。それが、滅びた世界でも。

どこまでも荒れ果て、崩壊した世界。 しかしそれが当然であるかのように、屈託なく、天真爛漫に生きる少女、シーカ。 その少女を何よりも大切に守り続ける|兵器《兵士》ゾルタン。 死と瓦礫が埋め尽くされた街。 朽ち果て、笑い声が消えた遊園地。 聴く者が居ないままに音楽を吐き出し続けるミュージカルロボット。 そして、遊弋するかつての兵器達。 我々からすれば非日常的な毎日が、彼らにとっての日常。 この日常を兵士であり、兵器であるゾルタンと、少女シーカが お互いを思いやり、支え合い、寄り添いながら、逞しく生き抜いていく。 なぜ、ゾルタンは少女を守り続けるのか。 彼らが目指す場所に、何があるのか。 そこに辿り着いたら、何が変わるのか。 そして少女シーカは何故、終焉した世界まで生き延びられたのか。 二人の日常が描かれたこの作品を読了して数ヵ月が経つが この物語がいつまでも心から離れない。 二人の様子から、眼を離せなかった。 無機質で冷たい灰色の世界と、彼らが織りなす儚くも優しい色彩が 強烈なコントラストになって、心に焼き付いているのだと思う。 是非あなたも、二人の行く末を見て欲しい。

防衛太郎