妖魔師―月夜に輝く白銀の狐―
最終更新:2022/2/12
作品紹介
遥か昔、豊かなる平安の雅びな世。煌らかなる麗しき現し世に、人を脅かす獣在り。 妖しき術、人知を超えし力の源、妖気を奮い各々で火種を芽吹かし獣――妖魔。 妖しき獣を滅せんと妖しき力、妖気を宿し強者の集い――陰陽師。お上の命に火種を鎮火せし陰陽師に怒るる妖魔。 然るとき起こる陰陽師、妖魔の争い。血で血を濯ぐ混沌たる月夜に、其れは現る。 我等【妖魔師】なり。 時は令和、風の吹く春海の夜に現れる化物。人の肉を、魂を喰らう、瘴気によって生まれるモノ……怪魔。 その怪魔を誰にも知られる事なく退治する柔らかな光に包まれた青年たち。 そんな彼らは獣の半面を身に纏い、美しい髪を風に靡かせながら半面からは鮮やかな瞳を覗かせる……妖魔を纏いし者たち【妖魔師】。 春海で巻き起こる怪魔による不可解な事件。それら全ての元凶である、怪魔たちを統べる者【梓玉蓮】に全てを奪われた青年、龍堂 秋。 「腕を削がれようと、足を引き千切られようと……死んでも必ず仇は取る」 最強の大妖魔、白蓮とともに復讐の戦いが始まる。 表紙はAN/杏様から頂きました。
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