万年筆と宝石
最終更新:2021/7/17
作品紹介
孤独な作家と孤島の魔女は、本も扉も、世界も開く! 宝石のようなときめきを詰め込んだ、一国の歴史が変わるファンタジー。 物語の力を信じるすべての皆様に、このお話をお届けします! 魔女裁判によって魔女が消えた国、イングレス。 いまだ厳しい言論統制がしかれているその国で、青年マーク・テイラーは作家を目指していた。 だが、現実は甘くない。持ち込んだ小説は、編集長に燃やされてしまったのである。 マークは傷心旅行で船旅へ。しかし、そこでもマークを悲劇が襲う。嵐に巻き込まれ、船が沈没しているのだ! 海へと投げ出され、死を覚悟したマークだが、ここで魔法のような奇跡が……!? 意識を取り戻した彼が目を覚ますと、そこは美しい孤島の楽園。 しかも、その島には、イングレスから姿を消したとまで言われていた「魔女」ユノ・トワイライトが住んでいた。 孤独な作家と、孤島の魔女が出会ったその時、二人の物語が、イングレスの歴史が、そして多くの人々の世界が大きく動き始める――