魔法少女になれたなら

【第5回カクヨムWeb小説コンテスト、中間選考突破！】 【第2回ファミ通文庫大賞、中間選考突破！】 【第9回ネット小説大賞、一次選考突破！】 とある普通の女子小学生――“椎名結衣”はある日一冊の本と出会う。 そこから少女の生活は一変する。 なんとその本は魔法のステッキで？ 魔法のステッキにより、強引に魔法少女にされてしまった結衣。 異能力の戦いに戸惑いながらも、何とか着実に勝利を重ねて行く。 これは人間の願いの物語。 愉快痛快なステッキに振り回される憐れな少女の“願い”やいかに―― 謎に包まれた魔法少女劇が今――始まる。 ☆　☆　☆ 魔法少女とは、願いが力になる存在。 そんな魔法少女に選ばれた結衣は、同じく強い願いを持つ魔法少女たちと対決していく。 猫耳姿の魔法少女は最初正気を失った状態で、周りの人たちを眠らせていた。 謎の飛び道具を使う魔法少女は先手必勝で結衣を襲い、謎の言葉を魔法のステッキに残して去る。 天使姿の魔法少女は結衣の仲間になった謎の飛び道具を使う魔法少女を襲い、結衣は怒りのあまり魔王のような姿となる。 狐耳姿の魔法少女は温泉宿に向かった先で出会い、結衣はその子を泣かせてしまう。 忍者姿の魔法少女は狐耳の魔法少女と知り合いで、歪んだ友情がそこにあった。 龍姿の魔法少女は結衣の学校に転校してきて、結衣の家のとなりに引っ越してきていた。 吸血鬼姿の魔法少女は他の魔法少女たちの能力をコピーできる能力を持っていた。 それらと仲良くなった先に、一体何が待ち受けているのか――