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@オノログ
作:鉈手璃彩子
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最終更新:2020/10/23
怖さレベル★★
ホラーは苦手なのに、つい怖いもの見たさで読んでしまうんですよね。 しかも、本作は「怖くない」タグつき。これは安心できる。 と思いきや、タイトルの「四時四十四分四十四秒」が冒頭すぐに 登場して、なんかすごい不吉な始まり。 横断歩道を一人で渡ろうとすると、 その時刻に「ねぇ」と女の子に声をかけられるという噂。 ああ、開かなければよかった、とそっ閉じする間もなく読み進めると、 どうやら「ユーコ」さんというユーレイ(?)の話のようす。 明るいキャラクターで、なんだかラブコメみたい。 でも、 いつもと違う街の様子。トラックの事故。ずれてる時間。 廃部になったものづくりクラブと、ホタルイカ。 いい感じで並ぶ謎にあがるドキドキ感、やがては確信に。 そしてついに、四時四十四分四十四秒がやってきて―― 「ねぇ」 ぎゃーーーーーー 出た!!! いや、彼女ストレートにユーレイなんですけど、憎めないオチでした。
嶌田あき
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