ユーザー登録・ログイン

新規登録

ログイン

作品

レビュー

登録/ログイン

その他

オノログについてFAQ利用規約プライバシーポリシー問い合わせユーザー管理者Twitter
レビューを投稿
書籍化
コミカライズ原作
ジャンル別
サイト別
サイト関連
運営している人

@オノログ

作:円堂 豆子

雲神様の箱

星3つ

0%(0)

星2つ

0%(0)

星1つ

0%(0)

未評価

0%(0)

最終更新:2023/12/10

作品紹介

大切な宝珠を失くした姉姫の罪をかぶって処刑される代わりに、姉姫の身代わりとして、ある男の守り人になることを命じられた少女、セイレン。 仕えることになった男は、淡海と海の水運を司る豊かな国の若王。 その男は、大王に反逆する者として命を狙われていた――。 ※文庫版とは内容が多少違います。連載時のまま残しています。※ ■■□□はじめましての方へ■■□□ 未読でも読んでいただける短編【双子の約束】がありますので、1話冒頭などとあわせてお試しにどうぞ。 https://kakuyomu.jp/works/4852201425154970199/episodes/1177354054892725972 ■■□□書籍版1~3巻を読んで下さった方へ■■□□ 文庫版3巻の続き(改稿版4話「雲の氾濫」)へは、こちらからお進みください。 https://kakuyomu.jp/works/4852201425154970199/episodes/16817330655172312254 各巻ごとにネタバレのない小話【風霊の辻】【宝神様の箱】【星の森、降る降る】他、書籍派の方にも読める番外編をご用意しています。 よかったら↓のまとめページからどうぞ。 オマケとして楽しんでいただければ嬉しいです。 「【物語進行順】番外編一覧」 https://kakuyomu.jp/works/4852201425154970199/episodes/16816452220734448783 ※ネタバレについての注意喚起もありますので併せてご覧ください。 ■■■■■■ 〇2020年10月23日に、2巻が角川文庫様から発売されました。 〇2020年1月23日に、角川文庫様から発売されました。 〇第4回カクヨムWeb小説コンテストにて、キャラクター文芸部門の特別賞をいただきました。 〇2018年10月18日公開の特集『秋こそガッツリ! 長編4選!』に載せていただきました。 ありがとうございます。 ■■■■■■

カクヨムオンリー和風ハイファンタジー群像劇歴史・時代主従和風ファンタジー風土記系FT

評価・レビュー

こんな興奮するの、久しぶり。イチ押し古代ファンタジー!

古代ファンタジーは元々好きなのに、どうしてもっと早く出会って読まなかったのかと自分を殴ってやりたい気分の中、勢いだけですみませんが、レビューを残したいと思います。 まず、勾玉シリーズあたりが好きな私としては、物語の醸し出す雰囲気が最高。練りに練られた重厚な設定、文化、風習。とても芳しい。 何より、魅力的なキャラが多すぎる! 媚びない主人公セイレンは、第一印象こそ粗雑なものの、すぐに何も知らない故の純粋さや、それでいて真実を見極める目を持っている鋭さ、そして努力家の一面。育った境遇を命からがら生き抜いてきた強靭さもさることながら、兄弟格差があったにも関わらずの姉妹愛。この子、いい女になる素質以前に、いい人間なんだ。そう思いました。 もちろん、ヒーローである雄日子のカリスマ性はスマホ画面を通してもビシビシと肌に刺さってくるようなものがあり、それに付き従う守り人勢のカッコいいことといったら! 彼らはよくある異世界ファンタジーに登場する騎士様的でありながら、有能な側近であり、暗部でもある。それぞれに得意の分野があり、それが無くても作り、皆雄日子に忠誠を捧げてまとまっている姿は、本当に惚れ惚れします。尊い。 中でも私が推したいのは、藍十。 だめ、名前をタイプするだけで心が潰れそう。とにかく、この子が良すぎる。最後の方で良きご縁を掴むのは目出度いはずなのに、素直に喜べなかった私を誰か叱ってほしい。でも、彼だからこそ彼女は子を授かったんだろうなとか思うと、勝手に誇らしくなってみたり。 とりあえず、誰か一緒に語って欲しい。 そういう素敵すぎるキャラがいっぱいなのですが、言葉の使い方も好きな作品でした。この時代に合った比喩や言葉が選ばれていて、どれもナチュラルで美しい。ゾワゾワします。やはり、これが時代の匂いが漂ってくる所以なのかも。 個人的には、心理描写、心の機微みたいなのがよく伝わってきて、政局の変化やストーリーだけに頼りすぎない展開が大好物でした。たぶん、邪道だと思うのですが、いつの間にか恋愛ファンタジー的な感じでも読ませてもらっていたと思います。(そういう観点では、雄日子がいじらしくて可愛かった!) あまりに面白すぎたので、珍しく二周目拝読しようかなと計画中。 最後になりましたが、とっても素敵な物語を世に出してくれて作者様に大感謝。 既にたくさんおられると思いますが、是非とも、さらに読者が増えてほしいなと願ってやまない作品です。 ★カクヨム様に寄せたレビューを少しだけ修正した内容です。ほぼコピペなレビューでごめんなさい(-_-;)

5.0

山下真響@なろう&カクヨム