軽やかな舞すらをも許容するそれらは
最終更新:2017/8/28
作品紹介
高校に入学した私は小学校の時の友達、千尋と同じクラス・隣の席になった。 入学式。びっくりした顔をした後、嬉しそうに笑って私の名前を呼んでくれた千尋。 平和な時間だった。でも、それも短い平和だった。 教室に集まった生徒たちがまずすることは携帯電話を取り出すことで。 SNSやってる? グループ作ろうよ。 飛び交う言葉は私たちのところにもやってきた。 すぐに携帯電話を取り出した私に対して、千尋は小さく消えそうな声で言った。 「ごめん、私、携帯持ってないんだ……」 私は思った。 ああ、異なりになってしまう。 教室と言う場所は見下すのが大好きなのに……。 ハチノスさん(http://alveare.xxxxxxxx.jp/)からお借りしたお題を使った小説になります。 なお、FC2小説にも同じものを掲載しております。
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