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@オノログ
作:綿野 明
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最終更新:2022/3/25
本棚と壁の間のところに、細い扉が現れる。毎晩だ。父さんも母さんもこのことは知らない。これから、中を確かめる。 (KAC2022 お題:真夜中)
子供というものは冒険が大好き。そしてこの冒険心は大人になっても残り続ける事をこの作品で実感する事になりました。 自分の部屋に何処かと繋がる出入口が現れるとしたら。それが夜にしか現れないなら、夜が待ち遠しくてたまらなくなるに違いなく。 主人公の部屋に謎の出入り口が現れ、探検の日々がはじまるのだけど、その準備の過程など色々なワクワクが、なんとなくわかってしまう自分が。どうしてそんな出入口が発生したかは気にならなくはないけど、それを差し置いても知らない世界と繋がって、知らない世界を調べて歩くのは絶対に楽しい。 作中では探検の場所が変化する事もあって、これからも世界が広がって行くのかと思うと羨ましさすら。 読了後、うちも深夜にどこかに繋がる扉が出ていたりはしないだろうかと、ちょっぴり期待しちゃったりして、私の冒険心は死んでいないと改めて思うのでありました。子供の頃に読んでたら、押し入れを開けてみたり、一応しちゃったかもしれないです。
MACK
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