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作:海堂 岬

マグノリアの花の咲く頃に

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最終更新:2023/7/5

作品紹介

ライティーザ王国の王太子宮に、ある日突然、孤児の少女がやってきた。  国境近くの町、イサカでは疫病が流行り始めていた。  奇妙なことだが、孤児は疫病に関しての知識を持っていた。王太子アレキサンダーは、少女の知識を利用すると決めた。  アレキサンダーに、少女の世話を命じられた、正確に言えば、逃げ出さないように見張り、監視するように命じられたのは、王太子の乳兄弟であり近習筆頭でもあるロバートだった。  ロバートは、子供好きで 面倒見も良い。アレキサンダーも、それをよく知るから、ロバートに、少女の世話と監視を命じた。決して、物心付く前から一緒にいて、頼りになるロバートに、破天荒な孤児の世話という面倒事を、押し付けたわけではない。    この時、アレキサンダーは、自分の決断が、後々大きな変化をもたらすことなど、予想していなかった。 第1章 疫病:国境近くの町に疫病が流行り始めたころ、一人の孤児が王太子宮に押しかけ、物語が始まる。  第2章 居場所:孤児のローズにとって慣れない王太子宮での生活が始まる。苦労も味わいながら、少しずつ王太子宮に居場所を得ていく。 第3章 約束:孤児のローズはライティーザ王国王太子アレキサンダーに後見され、王太子宮で暮らすことにも少しずつ慣れた。周囲の人々の過去や思惑の中、ローズの将来も徐々に形になっていく。 第4章 慈善事業:ライティーザ王国の王太子妃グレースの公務の一つが慈善事業だ。グレースの名代として、ローズは慈善事業に関わるようになった。 第5章 仲間の未来:グレース孤児院の子供たちは、将来について、思いがけない提案を受けた。 第6章 色町の女:アレキサンダーとロバートは、グレース孤児院の子供たちから、色町で行われている犯罪について、相談された。 第7章 森の民:狩りの最中、聖女ローズを頼って、森の民と呼ばれる流浪民が、ロバートの前に現れた。 第8章 誕生:多くの人が待ち望んでいた命の誕生 第9章 北への視察: フィクションです。実在の国、事件とは一切関係がありません。中世の欧州を基盤とした架空の世界です。身分制度があります。宗教もあります。物語の設定上のものであり、筆者個人の思想との関連性はありません。 著作権は作者にあります。無断転載、違法コピー禁止です。 小説家になろう にも投稿しております。完結済。内容は同じです。幕間の扱いを変更しています。

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