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作:玉楼二千佳

蛍地獄奇譚

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最終更新:2024/4/17

作品紹介

地獄の門番が何者かに襲われ、妖怪達が人間界に解き放たれた。閻魔大王は、我が次男蛍を人間界に下界させ、蛍は三吉をお供に調査を開始する。蛍は絢詩野学園の生徒として、潜伏する。そこで、人間の少女なずなと出逢う。 蛍となずな。決して出逢うことのなかった二人が出逢った時、運命の歯車は動き始める…。 *表紙のイラストは鯛飯好様から頂きました。 著作権は鯛飯好様にあります。無断転載厳禁

恋愛学園妖怪現代日本オカルト

評価・レビュー

タイトルからは想像できないほど、温かくてコミカルな物語

【物語は】  妖怪が人間界へ出入りする鬼門にて、ある事件が発生したことから始まっていく。  主人公は閻魔大王の次男。  彼は事件のあった後、父である閻魔大王から呼び出しを受け、そこで人間界へ行き兄を助けるようにと言われるのだった。 【登場人物について】  この物語は、多視点で展開されていく群像劇。  主人公の蛍は兄と仲が良くなかったため、人間界へ行けという父の指示を断るかのように思われたが、彼には彼の考えがあるらしくあっさりと人間界行きを承諾する。  恐らく、蛍となずなのw主人公なのではないかと思う。     地獄から来た蛍は、出生が元で鬼たちに妬まれているように感じる。認められていないという方が近いのだろうか?  なずなの方は、何かを感じ取ることのできる少女という印象。 【物語について】  主人公蛍と彼の面倒を見ている三吉という二人のやりとりがコミカルで面白い。  言葉遊びをしているような面白さが、そこかしこにある物語でもある。  彼らの人間関係については徐々に明らかになっていくが、誰が人間で誰が鬼で、誰が妖怪なのか一見わからない。  なので、主人公がピンチのように感じても、実際は違ったりする。  蛍は飄々としていて、人間界でならいじめに遭っている状況にも関わらず、文化の違いなどからそれに気づいてはおらず、感じ方のズレもまた面白い。  視点の切り替えが多いので、読み手は選ぶかもしれない。 【物語の見どころ】  閻魔大王の次男は父から、人間界に解き放たれた妖怪と門番を襲った者を調査する兄を助けるように言われてある学園に生徒として通うことになった。  そこでなずなという少女と出逢い、学園生活をしているうちに色んな事件に遭遇する。   その中で、なずなの幼馴染みの正体を知ったり、彼となずなの三角関係になったりと、恋愛部分がなかなか面白いと感じる。  恐らく恋を知らない蛍は自分自身の言持ちを理解していない。  そしてその蛍に惹かれているだろうなずなも、自分自身の気持ちが恋だとは自覚していない。そこに幼馴染が加わり、面白い展開となっている。  恋愛部分がメインではないかもしれないが、この三人の関係がどうなっていくのか非常に気になる。  あなたもお手に取られてみませんか?   地獄の門番を襲った人物の目的は? 犯人は誰なのか?  三角関係の行く末は?   この物語の結末をその目でぜひ確かめてみてくださいね。  お奨めです。 *備考9ページ目まで拝読

5.0

crazy's7