アンタークティカ記紀―リアルな魔術オタクは異世界の魔法にウンザリする
最終更新:2022/9/13
作品紹介
史実に残る魔術のオタクである16歳の霞ヶ島聖真は、単純な魔法が横行する異世界モノのフィクションが苦手。 ある日魔術の実験〝小瓶の悪魔〟を失敗した直後、どこからか『旧約聖書』のイザヤ書9章6節のような文言で名前を呼ばれ、フィクションのような異世界に移動させられて北欧神話の巨人フリームスルスと巫女ヴォルヴァの争いに巻き込まれる。 本来なら不可能なソロモン72柱の魔神フラウロスの使役を可能とした聖真は、その世界が魔術知識を比較的簡単に効力として発揮できる異世界アンタークティカだと知ることになるのだった。 まもなくその知識に基づく活躍で救世主扱いされる聖真は、アンタークティカと現実の思わぬ繋がりを解き明かすことになる。彼は、北欧巫女フレデリカ、アイヌの宝刀を使う女勇者チェチリア、伝説の鳥と人のハーフな鳥人ルワイダらと旅に出るはめになり、やがて魔族と戦い世界を平穏へと導いていくことになるのだった。
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