公爵令嬢の裏稼業
最終更新:2023/7/25
作品紹介
第二章完結。第三章連載中です。 アーシャは建国から続く由緒正しい公爵家の一人娘だ。 しかし、由緒正しい公爵家は表の顔。裏では帝国に仇なす人間を排除する暗殺家業を営んでいた。 後継者である彼女もまた暗殺者である。 ある日アーシャは、召喚された異世界人のアルバートを監視する大役を皇帝から命じられる。 監視の最中に、アーシャはアルバートが太古の昔に滅びたと言われる【魔法】を使うところを目撃してしまい、頭を悩ませることになる。 なぜなら魔法が使えると分かればアルバートは殺されてしまうからだ。 無理やり召喚してしまった負い目から、アーシャは魔法について報告しなかった。 アルバートを近くで監視するため、冒険者になった彼のパーティーに自身の右腕ルーナを送り込んだ。 ルーナ以外にもパーティーには気さくな兄貴分のような男性カルミア、そして身分を隠した騎士団長のレモラがいた。 魔法を隠し通していたアルバートだったが、カルミアが負傷し治癒魔法を使ってしまう。 レモラから報告を受けた皇帝は魔法を使用するアルバートに危機感を抱いき、彼の暗殺を目論む。 そのためアーシャへと出ていた命令が暗殺へと切り替わった。 しかし、実力者である彼を早々に始末する事は困難である。 虎視眈々と始末する機会を伺うアーシャだったが、冒険者として各地で依頼を受けるアルバートを追い、気が付いた一つの可能性。 それは、帝国は悪だということ。 それにより、アーシャは大きく信念を揺らがされる事となる。 彼女は、帝国をより良い国にするため、暗殺をしてきたのだ。 それは到底受け入れられることではなかった。 揺らいだアーシャは、真実を知るため奮闘する。 小説家になろう、アルファポリス様にも掲載しています。