鬼を喰らわば、唄いましょ?
最終更新:2023/11/7
作品紹介
むかしむかしの平安時代、うつよに蔓延る鬼からすらも畏怖される、異端の一族がいました。 その一族は、古くから陰陽道に通じ、人を喰らう鬼を、滅することを生業としておりました。 そんな、祓い屋の一族には、代々鬼喰(オニクイ)の儀礼が存在しました。 それは、捕らえた鬼を、食べてしまうのです。 異質な儀礼故に、一族は他の祓い屋からも畏怖され続け、決して表舞台には出ることはありませんでした。 一族は、静かに影から、帝の裏の近衛として仕えておりました。 そんな一族の名は、栄神。当主は、名を静夜と名乗りました。
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