黒のマスカレイド 誰にでも変身できる魔法の仮面を手にした没落令嬢は義妹たちから全てを奪い、断罪する。今さら謝っても許しません。
最終更新:2022/12/8
作品紹介
公爵家の令嬢リーゼロッテは姉妹の中で唯一の黒髪で、それは彼女だけが身分の低い母親から生まれた身であることを示していた。 リーゼロッテは家同士の都合で婚約させられ、義妹たちからは虐げられていた。 ある日、義妹たちの行き過ぎた悪ふざけによって、リーゼロッテは橋の上から落とされてしまう。 義妹たちは死んだと思い込み、婚約者はそれを事故として処理していたようだったが、リーゼロッテは水路で生きていた。 そこで偶然拾った黒薔薇の柄の仮面をつけると、自分以外の人間に変身した。 リーゼロッテはその魔法の仮面を使って貴族社会へと舞い戻り、自分をいじめてきた義妹たちを断罪していく。 義妹たちの筆頭であったエリシアの婚約者である王太子ステラーシュはリーゼロッテの正体に気づいてしまう。 しかし彼もまたエリシアの横暴に頭を悩ませており…… 「本物のエリシアよりも、偽物の君と結婚したい」 かくしてリーゼロッテは偽物のエリシアとして、王太子から溺愛されるが――。
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