笑止千万
最終更新:2020/11/23
作品紹介
帝都の最西端にある自治区「西十番街」。「掃き溜め」と呼ばれるその繁華街は、しかし尋常な街ではなかった。ここには、ただならぬ秘密がある。 両親に連れられ、「西十番街」にやってきた17歳の少女。 報われない人生に嫌気がさした警官の男。 「三人」の語り手が紡ぐ夜の街の物語は血みどろの展開へともつれ込み、彼らは己の人生を切り開き、それと同時にこの街の成り立ちまでも解き明かしていく──。 各期あらすじ 【第一期】あらましからとりもの迄 「掃き溜め」に迷い込んできたばかりの二人が、いかにして「ひとでなし」になったのかを語る「あらまし編」を経て、物語はさらに掃き溜めの慣わしであるという、月に一度の「とりもの」という催しの謎をめぐり、「とりもの編」へと続く。 【第二期】森羅穿つ界線の努 掃き溜めの中の隠された場所、「本の森」。そこに満ちた数多の書籍には、ひとでなしたちの人生が記されている。深い森を抜けて、確かに生きていた君のことを、僕は見つけたい。 【第三期】あけぬなづきの海(連載中) 手に入れた「鍵」を巡って繰り広げられる、探求の物語。夜の凪の中に閉じこもった絶望の彼女を、彼は救うことができるのか。 「小説家になろう」様にも投稿している作品です。