公爵令嬢ディートリンデはくじけない 〜時間を遡った悪女は出来損ない皇子と恋をする〜
最終更新:2022/12/9
作品紹介
建国神話の女神の血を引くアルトナー公爵家の令嬢、ディートリンデ。 彼女は女神の再来とも言われる美貌と、悪魔のような奸智を駆使して無辜の人々を陥れ、恋人である皇太子の政敵を排除していった。 しかし、彼女を待っていたのは卑劣なる裏切りであった。 恋人である皇太子と、自分の妹に陥れられたディートリンデは、数多の罪を背負わされ、刑場の露と消えた。 死が訪れた瞬間、ディートリンデは不思議な声を聞き、まだ無垢だった十四歳の状態へと回帰する。 第一皇子への復讐を誓った彼女は、彼を破滅に導くために暗躍しはじめる。 その中でディートリンデは、皇宮内で「出来損ない」と嘲られていた第三皇子シモンの秘密を知り、彼と奇妙な協力関係を築くことになる。 二度目の人生を歩む令嬢と、佯狂の皇子。二人が織りなす物語の行く末は、天上の女神ですら知りえない。
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