花のような糸と勇ましい羽
最終更新:2022/12/11
作品紹介
トウム・ウルという空に浮かぶ大きな生き物の上に暮らすトウム・ウル・ネイ。 トウム・ウル・ネイの結婚は、男が女を攫うこと。ただし、攫うと言っても事前に両家打ち合わせてのことだ。 トウム・ウル・ネイの少女ツェッツェシグ・ウータは、いずれ自分を攫いにくるという少年リクトー・ラッフと顔合わせする。けれどリクトー・ラッフはずっと不機嫌そうな顔で黙っているだけ。 結婚も夫婦になることもよくわからない。そう思っていたツェッツェシグ・ウータは攫われることをどう思うのか。 * * * このお話は『旅をする』というお話の第六章と同じ舞台ですが、独立した短編としてお楽しみいただけると思います。 https://kakuyomu.jp/works/1177354054935110451 以前に書いた番外編の「トウム・ウル・ネイ」を編集したもので、内容はほぼ同じです。 https://kakuyomu.jp/works/16816700429220539958