いっそのこと、奪い去ってしまえばよかった。
最終更新:2023/7/2
作品紹介
『自分はきっといつか、こういう風に死ぬのだろう』 ファズメリア王国の中位貴族の息子カディオは、幼馴染の貴族の令嬢ユエナを暴漢から助け、大けがを負う。 時は経ち、美しく成長したユエナは第二王子の婚約者になっていた。 あるとき、ファズメリア王国は強大な隣国アシュトン帝国から、北の蛮族モーグ征伐の援軍を出すよう要請される。だが、モーグの武威を恐れた貴族たちは誰も指揮官として名乗り出ない。 国を守るということは、ユエナを守ることに繋がる。 そう考えたカディオは、指揮官として戦に赴く。 しかし、苦しい戦いを終えて帰国したとき、第二王子の隣にユエナの姿はなかった。 他サイトにも投稿しています。
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