赤い部屋に殺される—須弥山高校探偵奇譚—
最終更新:2023/5/6
作品紹介
明治時代の旧制中学校から続く歴史を持つ、京都府立須弥山(キョウトフリツスミヤマ)高校。 その旧校舎の屋上へ出る扉と柵が破られ、高校生「松田主(マツダツカサ)」は転落死していた。 警察の捜査では屋上に誰かと争った形跡はなく、積もった砂埃には足跡が片道分しか検出されなかった。 ほどなくして松田の死は自殺として処理されるも、生前の彼を知る五人の後輩生徒たちはその結果に疑問を持ち、独自に捜査を始める。 何者かによって校舎の掲示板に貼り出された、松田殺害の犯人を名指しした告発文―― 松田の死の三か月前に首吊り自殺した生徒―― その生徒が残した「赤い部屋に殺される」という謎の言葉―― 旧校舎の七不思議への見立て―― 謎が謎を呼ぶ中、彼らをあざ笑うかのように新たな事件が起こり、五人は不可解な「密室殺人」に直面することとなる。 地上最強の生物とまで称される、生きた伝説を師匠に持つ空手部員。 少女漫画好きの純情可憐な癒し系美術部員。 ハチャメチャでロックなお調子者の軽音部員。 歴史ある名家のクールなお嬢様文芸部員。 ありとあらゆるゲームを極め尽くす物ぐさ帰宅部員。 果たして、個性豊かなメンバーは協力して真相を暴くことができるのか? 青春ラブコメ本格ミステリー!
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