婚約破棄された前世有能女魔術師は、契約結婚したのでぐーたらしながら研究したい。
最終更新:2023/9/15
作品紹介
「私の夢はね、魔術を復活させることなの」 五大公爵家のひとつセラーティ家の血筋ながらも、魔力がほぼゼロで生まれてしまったティーナは周囲から多大なる魔力を持つ異母妹と比べられてきた。 挙句、ティーナの婚約者である侯爵令息はティーナと結婚したくないと婚約解消を告げる始末。誰もがティーナの未来はお先真っ暗だと思った……が。 「うぅん! 自由って最高!」 この婚約破棄も、周囲の嘲笑も。すべてティーナが望んだことだった。 それもこれも、ティーナに前世の記憶があるためだ。 ティーナの前世は、世界でも指折りに数えられる伝説の魔術師。現在は滅んでしまった魔術ではあるが、ティーナはそれを復活させたかった。 そのためには、婚約者は邪魔。だから、婚約破棄されるように仕向けた。 けれど、このままでは新たな婚約者をあてがわれるのは目に見えている。 どうしたものかと悩むティーナの元を訪れたのは、国の第三王子シルヴィーノ。彼はティーナの噂を聞きつけ、『契約結婚』を申し出てきた。 爽やかに見えるけれど実は腹黒な王子が前世の記憶を持つ女の子と契約結婚して、振り回されながらも執着心を強めていくお話です。 ―― ▼掲載先→小説家になろう、エブリスタ、アルファポリス(雨木雛子名義)
評価・レビュー
まだレビューはありません。