【完結】星詠みの国の悪役令嬢
最終更新:2024/2/9
作品紹介
……ここではない、どこかに行きたい。逃げたい。でも、どこへ行けば幸せになれるの? 『星詠みの儀式』によって『悪役令嬢』の運命を与えられたルビア・マリー。 ルビア・マリーの婚約者である王太子ギイ・クロードは、『運命の娘』である男爵令嬢と結ばれるために、貴族学園の卒業パーティでルビア・マリーに婚約破棄を申し付ける。ルビア・マリーは国外に追放されると公表はされるが、実はそのまま王城の奥に閉じ込められて『運命の娘』の代わりに、王子妃、王太子妃の政務だけをさせられることになっている。それがこの『星詠みの国ヴェンタール』の占いで決まった運命。 逃げたいと思いつつも、どこにも逃げることができないルビア・マリー。 が、第一王子の助力と、妖精の女王により竜人の国に飛ばされたことによって、ルビア・マリーは決意をする。「『星詠みの占い』がわたしに『悪役』を押し付けるのなら……ならば『悪役』らしく、わたしはこの国からそれを奪います」と。
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