社畜過ぎて仕事を辞めることにした宮廷魔術師は、辺境の地でスローライフの夢を見る~土地を荒らす不届き者を倒していたら『最果ての魔女』と呼ばれるようになったのですが、平穏を脅かす奴が悪い~
最終更新:2023/12/29
作品紹介
十歳の時にエリート職である宮廷魔術師になった天才少女、ローズ=フレイマン。宮廷魔術師は誰もが憧れる誇り高き職業――――しかし名誉とは裏腹に、彼女の立場は『社畜』そのものであった。そんな生活に嫌気がさした彼女は、生涯働かずに済むだけの金額を貯めた上で、宮廷魔術師の職を降りる。それから始まった辺境に建てた一軒家でのスローライフ。昼間は散歩しながら薬草採取。夜はゆっくり湯船に浸かって、大きなベッドでぐっすり眠る。まさに理想の生活を送り始めたローズの人生は、薔薇色かと思われた。 「うちの家に何しとんじゃぁあああ!」 家を丸かじりにしようとしている魔物に、今日もローズは飛び掛かる。 日々襲いかかってくる魔物、彼女を勝手にフィアンセと呼んでくる特級冒険者、さらには隣国の兵士たちが辺境へと迫ってくる。 「私の平穏を脅かすものは、誰であろうとぶっ殺してやる」 これは『最果ての魔女』と呼ばれるようになった数多の伝説を残す最強の魔術師が、ようやく手に入れた平穏のために様々な形で奮闘する物語――――。
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