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作:ストーリア

インフィニティ プラネット 〜6人の少年少女が未知の宇宙を旅する物語〜

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最終更新:2021/7/31

作品紹介

どこにでもいる高校生、四道《シドウ》黎星《ライセ》は、突然父に言われて宇宙への切符を手にすることになる。友達を誘って6人の少年少女だけでスペースシャトルを操縦して宇宙へと旅立つことになった。安全な宇宙の旅になるはずが転送する宙域を間違えて地球に帰れないまま、少女少女は銀河の真実を知ることになる。 SFファンタジーです。SFの専門用語を無くして転生もしない。リアリティを追求して読みやすく宇宙の神秘や未来科学を楽しめます。6人は未来科学による最新装備と宇宙の知識を手に入れて地球に帰るために様々な惑星を旅して出会いと別れと戦い航海しながら成長していく物語です。 ※作品及び原案、作品内の内容、名称、用語等の転用、流用、引用を禁止しています。使用の際にはTwitter@storia001のDM迄、事前に御相談ください。

冒険異能力バトル近未来SF人工知能スペースオペラ

評価・レビュー

ただSFの物語というだけでなく、SF的描写のワクワク感を贅沢に詰め込んでいる

宇宙クジラや幽霊船の例え、闇の種族とか、銀河の創造主といった、ファンタジー的(あまりがっつりでなく、あくまでも雰囲気的)ガジェットを含ませてるSF。そういうの好きな人にオススメな作品。 ただSF的な物語というだけでなく、SF小説らしい表現も多いように思う。だから、正統派というか、伝統的というような印象もあります。 とりあえず序盤の流れだが、主人公たちである地球人の少年少女6人は、転送装置の予期せぬ動作で、本来なら関われるはずのなかった、地球から遠い銀河領域の異星人たちと出会う。この辺りテンポよく進み、スケールの飛躍があり、読者のワクワクをうまく誘ってくれると思う。いわばSF的異世界転生。 また、コンタクトする宇宙人を、かなり宇宙「人」として描いている。ここには拘りすら感じます。人間ばかり。ただ見た目がそうだというだけでなく、社会とか、持ち合わせている概念とかもかなり共通しているような。 とにかく、脳のシナプスネットワークを利用した情報装置。銃火器。宗教。図書室、プラネタリウム、トレーニングジム。ギャンブルのカードゲーム。 地球人ではない異星人、しかしあくまで我々と近しい存在と感じさせる描写が多い(というか、人間と表現されているそのまま、まさしく人間と思わせる描写が多い)。 そして、今のSFとしては逆に珍しいくらいかもしれない、そこまでの異星「人」感が演出ガジェットになっている世界観だからこそ、「あなた達を最初に見た時に、この惑星にかつて生きていたラムウ人とどこか似ている気が……とても精神性の高い種族でした」、「宇宙人がトカゲだとかタコとかエイリアンって、ただの人間の妄想だったんだな」などのセリフは、凄く興味深い。 そこもやはりSFらしく、物理現象や、そのようなものを利用したテクノロジーに関しても、なかなか考えさせてくれそうな描写が多い 例えば量子力学的な、あるいは別次元時空を利用しているような、転送技術の利用の際、気分が悪くなるとか。 「無限を感じる一瞬、身体は粒子状に崩壊し、精神は宇宙空間へと放出される。自己認識が打ち消されそうな膨張を目の当たりに……」 人によっては、哲学的な関心も結構高められると思います

5.0

シーフラン