ログイン/新規登録
※事前に利用規約をご確認いただいた上で登録をお願いします。
メールアドレスで登録
Googleで登録
Twitterで登録
メールアドレスでログイン
Googleでログイン
Twitterでログイン
作品
レビュー
登録/ログイン
その他
@オノログ
作:山彦八里
評価
読んだ
気になる
読んでる
星5つ
50.0%(1)
星4つ
星3つ
0%(0)
星2つ
星1つ
未評価
最終更新:2015/10/9
トマス・マツァグ、木星在住、40歳。妻に出て行かれ、人型機動機械“メタンダイバー”を繰って細々と生活していた彼はある日、旧知のジャンク屋から記憶喪失の少女デルフィの世話を頼まれる。
遠未来、木星。かつての英雄には見る影もなかった。失意の果て、底辺の生活感に埋もれるトマス――が。 無感情な少女との邂逅――そこから事態は動き出す。 失意の理由。戦う意義。そして、世界の秘密。 停滞から胎動へ、それから疾走へ、そして遂には遥かな飛翔へと。加速はどこまでも止まらない。 疾る。馳せる。飛翔する。光速で紡がれる言語機関に魂までをも駆動され、遥か高みまで突き抜ける! 無駄という無駄を削ぎに削ぎ、どこまでも軽やかに、しかし底知れぬ深みを匂わせて走る筆。 熱いというか、猛ります。飛翔するフレイム・パターンから絶対零度のブリザードまで、登場人物がそれぞれの温度感を伴い、ちぎれ飛ばんばかりの勢いで、想いを、夢を乗せて駆け抜けます。 そして燃えるだけ燃えきったあとに残るものは――それはあなたの眼でお確かめ下さい。
中村尚裕
投稿
作品へ