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作:萌木野めい

暗殺者の結婚

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未評価

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最終更新:2022/1/17

作品紹介

腕の立つ暗殺者であった過去をひた隠しながら『普通の娘』として生きるサザは、働く酒場の突然の閉店により突如仕事を失ってしまう。  全く仕事の見つからないサザを心配した仲間が取り付けてきたのは、国の英雄と呼ばれる剣士であるユタカと結婚話だった。  英雄らしからぬ素朴な優しさを向けてくれるユタカに戸惑いつつも、正体を隠しながらしぶしぶ結婚生活を始めたが、ユタカが暗殺者に襲われ、サザを助けようとして大怪我をしてしまう。 サザは自分を守ってくれたユタカのために、首謀者を突き止めることを心に決めるが…… 暗殺者であった過去を抱えながら生きる娘が、女であること、愛する人への秘密に悩み、血を流しながら必死で生き抜いた一年の物語。 ―—— 優しすぎる青年剣士と訳あり元女暗殺者の、最強同士の突然始まった結婚生活。 恋愛とバトル要素が同量程度です。 〈メディアワークス文庫×3つのお題〉コンテスト 最終選考に残っていました。ありがとうございました! https://kakuyomu.jp/contests/mediaworks_2022 暴力、出血に関する描写が含まれます。苦手な方はご注意下さい。(*)印を付けています。 —— 2022年1月 カクヨム3万PVありがとうございます! お礼としてカクヨム限定SSを書き下ろしました! 【暗殺者の結婚 3万PV感謝SS】暗殺者の女子会 https://kakuyomu.jp/works/16816927859836591116 カクヨムの他、小説家になろう、エブリスタにも掲載しています。

女主人公ファンタジー身分差ハッピーエンド剣士チート、転生無し

評価・レビュー

身近な『愛』に気が付ける、大切な人と分かち合いたい夫婦の物語。

番外編まで全て読み終わりました。 この話は、ひょんな事からイケメンで超絶優しく背も高いという私が愛したユタカさまと結婚してしまう、元暗殺者という職業を持つ訳アリな町娘、サザが主人公の物語です。 国の法律から絶対に『元暗殺者』をみんなに隠し通さないとといけないという流れになっており、それがもうハラハラドキドキの展開で。 しかし、その『元暗殺者』というスキルが思わぬところで発揮されることになり……もちろん誰にも秘密のままで。 そんなスリル感ある秘密と、彼女のあまりにも長けた暗殺の技術で読んでるほうもハラハラドキドキしまくりで……!! そしてもちろんこの夫婦の絆も随所で見られ、うるうるきたり、ポッとしたり、キャーーとしたりしてとにかく喜怒哀楽がたくさん散りばめられた素晴らしい物語です。 物語の終盤は、その夫婦がお互いに思いやる絆や凄まじき戦闘、各人物達の交差する想いが心にズンズンと突き刺さり、ずっと泣いていました。 番外編ももうめちゃめちゃオススメで、ぜひ本編と一緒に必ず楽しんでもらいたい願望です……!! 大切な人と一緒に分かち合いたい物語だなととっても思ってしまいました。 読めば身近な人を今よりもっと愛おしく大切に思える、そんな愛に溢れた物語を皆様にすごく知ってもらいたい、と心から思います。

5.0

凛々サイ

健気な元暗殺者 x 優しくて強い青年剣士のパーフェクトカップル!

 辛い過去を持つ元暗殺者のサザは、ひょんなことからかつて英雄と呼ばれたとある領主の青年の結婚相手として選ばれることに。けれどその国では暗殺者だと知れれば死刑となってしまう。思いがけないほど温かく優しい彼に惹かれていくからこそ、何としても過去を隠し通さなければならない——。  主人公のサザは暗殺者という過去を背負いながらも驚くほど純粋で優しく、その結婚相手となったユタカも何か秘密を抱えている様子はあるものの、優しくサザを包み込み、やがて二人は互いに心の底から愛し合うようになっていきます。  その結婚は、ほとんど偶然のなせるものでしたが、物語が進むにつれて、サザがサザであるからこそ、またユタカがユタカであるからこそ互いを支え、慈しみ、守ることができる。そこにリヒトという少年が加わることで、本当の家族ではなくとも、奇跡のように温かい絆が生まれます。  戦争や貧困といった重いテーマが根底にありながらも、人が人を思う優しさや切なさ、そして何より二人のまっすぐさが胸を打つ物語でした。  二人のその後や、勝手に結婚を申し込んでしまった彼女たちのお話をもっと見てみたいなあなんて。  素敵な物語をありがとうございました!

5.0

橘 紀里

自分が自分であることか幸せを呼ぶ

幼い頃から暗殺者として生きてきた主人公サザは、ひょんなことから突然領主の妻になることに。だが、移民してきたイスパハルという国では暗殺者は忌み嫌われる職業。また、国王に嘘をついてはならないという誓いを破ると死罪になる為、サザは元暗殺者という身分をひた隠しにして生きることになります。 些細なことがきっかけで夫婦になった二人ですが、互いが互いを信頼し、愛を深め合う過程が丁寧に描写されている為に、読んでいるうちに二人の幸せを願わずにはいられません。領主と言えども孤児の出であるユタカは身分違いであるはずのサザの人間性を愛し、またサザも元暗殺者であるがゆえに、ユタカが持つ苦悩や葛藤を受け入れて彼を支える存在になっていきます。 サザとユタカ。互いが互いを守る為に、命をかけて戦う場面は圧巻で、クライマックスの展開は手に汗握りながら読んでしまいました。 そしてその先にある結末──自分が暗殺者であることに誇りを持ち、自分が守るべきものを守り抜いた先にある幸せを、あなたもぜひ見届けてください。

5.0

結月 花

彼女は、暗殺者としての過去を抱いて咲くスズランのよう。

 元暗殺者の女性が、領主という身分の人間と結婚するという、通常あり得なさそうな設定。しかしそれは、奇をてらったものではなく…!  まず彼女が暗殺者としての過去をもっている事が自然。そういう社会情勢だったという納得の理由があり、彼女が結婚するまでの流れも全く違和感がなく。  暗殺者であることがバレてはいけないという緊張感、秘密を抱える後ろ暗さ、それが作りだす切ない空気。領主である結婚相手のユタカが、領民に愛される素晴らしい人であるだけに。  でもそんなユタカは、命を狙われている状況。  隠すべき暗殺者時代の知識、経験、技術を駆使し、主人公サザは彼を守っていく。もしサザにこの過去によって得た力がなければ、ユタカは命を落としていたのではという場面もあり、彼女の過去が現在の彼を救うこのバランスが絶妙で、暗殺者であることがバレてはいけないハラハラを感じつつ、領主の妻としての仕事をこなし、周囲に愛されていく彼女を応援せずにはいられません。  見目愛らしく、その体に毒を持つスズラン。暗殺者である彼女の過去は、まさにその秘められた毒といった感じでしょうか。でもその毒は、彼を守るそのためだけに使うと決意する彼女。愛らしくも凛々しいその姿はスズランのようと言って差し支えないと思いました。  実際にこの国が存在するように思える世界の作りこみに、気付けば没入しているという素晴らしい作品です。  展開にも緩急があり、飽きません。完結しているので一気読みもおすすめ!

5.0

MACK