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作:佑佳

C-LOVERS

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未評価

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最終更新:2021/6/10

作品紹介

前半は群像的ラブコメ調子のドタバタ劇。 後半に行くほど赤面不可避の恋愛ストーリーになっていきますので、その濃淡をご期待くださいますと嬉しいです。 《一話2700字平均ずつ》 ♧あらすじ♧  キザでクールでスタイリッシュな道化師パフォーマー、YOSSY the CLOWN。  世界を笑顔で満たすという野望を果たすため、今日も世界の片隅でパフォーマンスを始める。  そんなYOSSY the CLOWNに憧れを抱くは、服部若菜という女性。  生まれてこのかた上手く笑えたことのない彼女は、たった一度だけ、YOSSY the CLOWNの芸でナチュラルに笑えたという。 「YOSSY the CLOWNに憧れてます、弟子にしてください!」  そうして頭を下げるも煙に巻かれ、なぜか古びた探偵事務所を紹介された服部若菜。  そこで出逢ったのは、胡散臭いタバコ臭いヒョロガリ探偵・柳田良二。  YOSSY the CLOWNに弟子入りする術を知っているとかなんだとか。  柳田探偵の傍で、服部若菜が得られるものは何か──?  一方YOSSY the CLOWNも、各所で運命的な出逢いをする。彼らのキラリと光る才に惹かれ、そのうちに孤高を気取っていたYOSSY the CLOWNの心が柔和されていき──。  コンプレックスにまみれた六人の男女のヒューマンドラマ。  マイナスとマイナスを足してプラスに変えるは、YOSSY the CLOWNの魔法?!  いやいや、YOSSY the CLOWNのみならずかも?  恋愛も家族愛もクスッと笑いも絆や涙までてんこ盛り。  佑佳最愛の代表的物語、Returned U NOW! ▽表紙絵 https://kakuyomu.jp/works/1177354054893615380/episodes/1177354054918123987 ────────────────── ▽12ヶ月の行事毎にわいわいしている六人の様子まとめ(ゆるゆる更新) https://kakuyomu.jp/works/1177354054888976507 ▽六人の愛を背負った天使のお話 https://kakuyomu.jp/works/1177354054888593630 ▽20才サムのスピンオフ https://kakuyomu.jp/works/1177354054894244613 ▽作中余談 https://kakuyomu.jp/works/16816452218656451957 ©️佑佳 2016-2023

恋愛青春・ヒューマンドラマ双子家族愛ライト文芸ラブコメ調

評価・レビュー

自らのコンプレックスと向き合い成長する6人の男女が織りなすショータイム

 この作品を読み始めた時の第一印象は「奇抜」の一言だった。  というのも、OPENING act を読むと分かるが、この作品が小説兼「舞台」に思えたからだ。私たち読者は、いわば「観客」ということになる。  臨場感あふれる冒頭に魅了され、読み進めていくと、登場する主な「役者」は6人の男女。  話が進むにつれて明かされていく彼らの境遇は、決して恵まれているとは言えないものだろう。そして、その境遇であるがゆえに抱えたコンプレックスは、とても根深いものだ。  時にそのコンプレックスは、同じような悩みを抱えた「観客」たちの心を揺さぶることもあるだろう。かく言う自分もそのひとりだった。克服するには、自分から踏み込んでいく勇気が必要……と、頭では分かっていても、実践するとなると簡単には出来ないものだ。  だからこそ、彼らにより共感することが出来たのかもしれない。  時間をかけながらも、彼らはそれぞれ、自らのコンプレックスに向き合い、克服しようとする。共通するのは「ひとりで」ではなく、「みんなで」向き合っていくこと。改めて人との繋がり、絆が大切だと思わされた作品だ。  次に彼らの舞台に魅了されるのは、そこにいる「あなた」かもしれない。  あなたが辛いと思った時、笑いたいと思った時……舞台の「観客」として、客席に足を運んでみてはいかがだろうか?

5.0

櫻井 理人

この物語はあらすじにもある通りコンプレックスを抱えた人々の群像劇である

【物語は】 雑誌の特集に組まれた話から始まっていく。その後、成功への第一歩となるのだろうか。主人公の一人であるYOSSY the CLOWNが、インタビューを受けている場面へと変わる。この物語は、群像劇。 ここで、作中のあるセリフが胸を打つ。 「コンプレックスと上手く付き合っていくような(略)」のくだりのセリフにとても惹かれた。と同時に、このセリフ部分から彼のこれからの目標や、目的が明らかになる。それは輝かしいスタート。 しかし彼の成功(ソロデビュー)を喜んでいるものばかりではないようだ。意味深な場面からオープニングクレジットと移り、その後本編へ。 【各登場人物から見る、物語の魅力】 第一幕に入ると視点が変わる。 服部若菜という女性の視点から、YOSSY the CLOWNがどのような人物なのか明かされていく。この物語の面白さは、各登場人物がYOSSY the CLOWNに対し、どのような想いを抱いているのかというところにあると感じた。 服部若菜という女性は、YOSSY the CLOWNに対して憧れの気持ちを抱いている。その理由は、彼女が自身の笑顔に対し、コンプレックスを抱いているから。自然に笑えたのは彼の芸でのみであり、初めての経験だった。彼に憧れ弟子入りを決意し奮闘するが、あっけなく断られる。 しかし、必死に自分にできることを告げた時、あるワードが彼の心に引っ掛かった様だ。彼から”世界が認める凄腕マジシャン”を紹介してもらうこととなる。 彼女との出会いの中で、YOSSY the CLOWNは独特の話し方をする人物であると言うことがわかってくる。それが彼のスタイルであり、パフォーマンスの一つであるという事も。確かに彼は、人を楽しませることに長けている。それは、インタビューでのやり取りからも感じることが出る。しかし、本心では何を考えているのか分からないという印象も同時に持つ。シビアな一面も併せ持ち、仕事(パフォーマーとしての)へのプライドも感じられる。 【世界観・舞台の魅力】 YOSSY the CLOWNの活動理念は、『世界を笑顔で満たし、そうして美しく変えること』(引用)である。(詳しくは作中にて) 活動理念を見ると、とても志の高いパフォーマーであるという事が感じられる。しかし、世の中のいい人が性格までいい人とは限らない。 世の中、優しさだけでは自分の目的、目標を達成することが出来ない。これは当たり前のこと。どんな良いことであろうが、情だけではどうにもならないことがある。YOSSY the CLOWNは、人から憧れを持たれるほどに凄いパフォーマーだが、誰にでも愛されるいい人というわけではないのだ。 自分の理念を貫くために、情では動かない。そして当然、なんらかの恨みを抱いている人も現れる。人間ならば、誰にも嫌われずに生きるのは難しい。そして、彼が誰からも愛される”完璧な人間”というわけではないところに、ヒューマンドラマとしての面白さがあると思う。 どんなに優れている人であっても、その人物を好きな人もいれば、いけ好かないと感じる人もいて当然だということ。完璧だから愛されるとは限らない。そして、完璧に見えるからと言ってコンプレックスを持っていないとは限らないという事だ。人間らしさを描き、表現している。この部分こそが、この物語の魅力なのではないだろうか。 【物語のみどころ】 YOSSY the CLOWNという、魅力あふれるパフォーマーがソロデビューを果たした。その事で動き出す、歯車。彼に憧れ弟子入りを希望した女性は、笑顔にコンプレックスを抱えていた。彼のパフォーマンスにより自然に笑えたこと。自分のようなコンプレックを抱えている人々を笑顔にしたい、それが彼女の原動力だったのではないだろうか。 しかし、YOSSY the CLOWNもまたコンプレックスを抱えている。この物語は、あらすじにもある通り、コンプレックスを抱えた人々の群像劇である。 それぞれがそれぞれの悩みを抱え、目標を持ち、夢を持っている。そんな彼らは果たして、コンプレックスを克服し、自身の道を切り開くことが出来るのだろうか? あなたもお手に取られてみませんか? この先、彼らがどのように関りあい、どのような人間模様を展開していくのか。そしてコンプレックスを克服できるのか、是非その目で確かめてみてくださいね。お奨めです。

5.0

crazy's7

傷つきうつむく君の心に、この輝きを届けたい。愛と癒しの群像的ドラマ!

 クールな道化師、彼に憧れ芸人を目指す女性、片付けの苦手な探偵、イギリス産まれの賢い双子、引っ込み思案な女子高生。  個性豊かな六人が織りなす、お仕事系ヒューマンドラマです。  ブランド服に身を包み、クールでスタイリッシュな芸風で世界を魅了する道化師パフォーマー、YOSSY the CLOWN。通称ヨッシーと呼ばれる彼のもとに弟子入りを希望し押しかけてきた、服部若菜という女性。  弟子入りをあきらめさせようと説得していたヨッシーは、彼女の「得意分野」に興味を持ち、とある人物を紹介することにします。マジックを教えてもらえるはずが、なぜか紹介された場所は古びた探偵事務所で――?  コミカルに綴られるストーリーが、いろんな角度から六人の関係性や、それぞれの過去、今の心情、隠された心の傷を少しずつ明らかにしていきます。  誰もが過去に縛られ、臆病にうつむきがちな心を隠していて。  けれど勇気を持って、明日に立ち向かおうとしている。  誰かの得意が、誰かの不足を補って、一人では成せない「大きな夢」を現実のものにしていく。  一人一人の不器用さや、優しさが愛おしい、癒しにあふれた物語です。  家族愛、友情、恋愛の要素も各所に盛り込まれていて、じっくりと浸れる群像劇風のヒューマンドラマ。ぜひ、ご一読ください。

5.0

眞城白歌