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作:柊木紫織

幻想事件簿

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最終更新:2023/1/15

作品紹介

 幻想種。  遥か古来より存在する、人間の恐れ、信仰、願望などの想いから生まれた、科学で解明できない生き物の総称。  科学が発展した現代においても、人間の強い欲望に反応したそれらは人知れず世界に害を及ぼしていた。  新米警察官の一人である間宮稔も、十年前に自分の異母兄が引き起こした幻想種絡みの事件に巻き込まれた被害者の一人だった。  行方を眩ませた異母兄を逮捕し、法の裁きを受けさせるため警察官になった稔は、刑事となるべく努力する日々を送る。  そんなある日、交番で仕事をしていると近隣住民から「マンションの一室からひどい悪臭がする」と通報を受けて……? ※毎週日曜日更新(リアル状況によってはお休みします) ※「*」がついているものはグロ描写、あるいは胸糞描写があります。  この物語は完全フィクションです。実在の事件、人物や団体などとは関係ありません。

ファンタジー妖怪刑事幻想怪異東京お仕事もの刑事もの

評価・レビュー

人の願いや欲に呼応したモノが起こす事件に、誠実な警察官が出す答えとは

新米警察官である間宮稔。彼は翠眼と呼ばれる目を持っており、人ならざるものを見ることができた。それによって人ならざるもの――幻想種と呼ばれるものたちが関わる事件に巻き込まれた稔は、幻想種が関わる事件を担当する「幻想課」に所属することとなる。 人間の欲望に呼応し、それを叶えるために害を及ぼす幻想種と、呼び出してしまった人間。剥き出しになった痛切な願いや、人を追い込む悪意にぶつかりながら、稔は自分の正義を探していく。一連の事件の裏で糸を引いている異母兄、間宮亮を逮捕するために。 人間や社会の負の面や、主人公の稔が追う正義についてが巧みに描かれた、臨場感溢れる高クオリティの作品。形式は刑事ものですが、ファンタジーの要素が絶妙に絡みつき、面白さを増しています。このファンタジーの要素も、古典から都市伝説、童話まで、幅広く取り入れられています。稔を始めとしたキャラクターの造形も多彩で、幻想課の人々だけでなく、敵側のキャラクターも魅力的です。 何が正しいのか、善いことなのか。簡単に答えを出せない中で奮闘する稔たちを、ぜひ応援してください。

5.0

葉霜雁景