ユーザー登録・ログイン

新規登録

ログイン

作品

レビュー

登録/ログイン

その他

オノログについてFAQ利用規約プライバシーポリシー問い合わせユーザー管理者Twitter
レビューを投稿
書籍化
コミカライズ原作
ジャンル別
サイト別
サイト関連
運営している人

@オノログ

作:J@オルカ船上特別市

三ツ星のスピカ【3月31日 消去予定】

星4つ

0%(0)

星3つ

0%(0)

星2つ

0%(0)

星1つ

0%(0)

未評価

0%(0)

最終更新:2022/2/25

作品紹介

23世紀中盤。17歳のスピカ・ブルーバードは、終戦時にウイルス兵器で汚染され復興の置き去りとなった砂漠地帯から、世界一のSF都市と名高いオルカ船上特別市にやってきた。 少女兵としての経験と身体機械化の適性の高さを見込まれ、市警の特殊技能官訓練生に選ばれたのだ。 壮絶な人生を脱ぎ捨て、新しい街で新しい居場所を得る。そんな固い覚悟を決めていたスピカ。彼女は、同じく特殊技能官訓練生で、新世代ハッキングAI「ゼウス」を操る忍者の名門一族出身の宇野昴と市警初のバディを組むことになる。 ふたりに与えられたコードネームはSTARS《スターズ》。後には引けない事情を抱えるふたりは、市警に自分の能力を認めさせるべく奔走する――はずだった。 社会性と協調性に不安があると判断されたふたりは、オルカ市内の私立高校に通うことになってしまう……。 涙を捨てた機械少女と、全知全能を手にした忍者少年。 正反対の世界を生きてきたバディは、新しい人生を掴めるのか。 そして、オルカ市警の真の目的とは――。  ◇ これは『奈落の神の福音』を第1作とするオルカ市シリーズの第2作目ですが、前作の内容を知らなくても問題なくお楽しみいただけます。

学園SF警察男女バディ近未来SF脳筋と頭脳派

評価・レビュー

船上都市を守る脳筋女子と頭脳系男子のハラハラドキドキな凸凹バディ物語!

最新まで読み終わり! まさにワクワクドキドキなSF物語でして!! この物語は日本を舞台にした、船の上にある都市オルカ市を舞台にした近未来のSF的要素を散りばめた作品で、警察に雇われた10代後半な男女もののバディ物語です。 物語の内容もですが、もう最初からぐいぐい読者を引き付けるこのバディ。とにかく二人とも個性的で、二人の会話のキャッチボールが大好きです。 まず女の子はスピカというとてつもない苦い過去を経験している女子でして、脳筋と言われる物理攻撃タイプ。その過去の経験からか一般の感覚とは違う感性や価値観、倫理観を持っており、相棒である頭脳派な昴を時々困らせます。 昴という彼は、とにかく頭がキレて『ゼウス』という特殊な装置を使いこなし、敵に立ち向かっていきます。時折スピカに見せる彼の意地っ張りなそっけない優しさが女子のハートを鷲掴みにしてきます。そして私もからかいたくなります(笑) とにかく登場人物の掘り下げ方がすごく、細かな部分にまでとても練られていてそれが物語にかなり影響しつつ話が進んでいくので、どんどん各人物が好きになっていきます。 くすっと笑えたり泣けたりなどしながら、相棒という関係性が段々と育まれていく様子にキャーとなったり、ハラハラしたりと読み手をぐいぐい引き込んでいく言葉廻しなど、すごく色んな知識を持ってらっしゃる多彩な作者様だな~といつも読むたびに思ってしまいます。 途中から鏡一という情報屋の高校生も仲間に加わり、トリオとしても、ますます面白い展開になっていきます。鏡一もかなり好きなんですよ……。 シリアスもコメディも物語に自然と組み込まれており、笑ったり泣いたり読者を楽しませる展開な上に、みんなほんと個性的。必ずはっきり印象に残り、応援したくなる人物だらけです。 男女のバディものなので、恋愛に発展するのか!?という点でもいつもキャーっとなります(笑) 奇怪な事件が続いていく中で、二人はどうなっていくのか。 ぜひ皆様にもこの近未来なバディ物語を堪能していただけたら嬉しいです!

5.0

凛々サイ

一筋縄ではいかない少年少女、それぞれの価値観

 読書体験により他人の持つ自分とは違う価値観を知って、糧にしたり考えを深めたりできるものですが、この作品の主人公たちはその個性的な性格と考え方で新たな知見を与えてくれる存在です。  舞台はこの作者さんが描いた「奈落の神の福音」と同じオルカ市。未来の日本の海をゆく船上都市ですが、一作目の登場人物は出て来るものの直接的な関係はないので、読んでいればより楽しめるという感じなので、こちらから読まれても問題ないかと思います。こちらの作品の方が対象年齢は低めかも?  主人公はスピカという少女。死と隣合わせの砂漠地帯で、生きる事だけを目指した彼女と、天才的頭脳を持ちながらも役立たずの扱いを受けて来た少年、昴。二人がバディを組む形で市警の特殊技能官を目指す所から話は始まります。  学生という年齢的立場から学園での事件の解決に、二人はそれぞれの持つ能力を駆使し活用していきます。最初はちぐはぐだった関係も、お互いを相棒と認めあっていく過程も。    登場人物が個性的で、とにかく考え方が特殊。昴が一番常識人といった感じもしますが、スピカは死生観からして特殊なため、見ているこちらはドキドキ冷や冷やしっぱなし。  事件も癖のあるものばかりで、バディもの、警察物としても楽しめます。  彼らの活躍をぜひ堪能してください!

5.0

MACK