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作:MST

Evil Revenger 復讐の女魔導士 ─兄妹はすれ違い、憎み合い、やがて殺し合う─

星4つ

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未評価

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最終更新:2018/10/20

作品紹介

「兄さん、あなたさえいなければ、私はきっと幸せだった……」 少女チェントの波乱の生涯を書くダークファンタジー。 親を失った幼い兄妹は、2人きりで生きねばならなかった。 兄は、日々の苦しさと怒りを妹にぶつけた。妹はただ耐え忍ぶしかなかった。 大人になった兄は名声を得た。妹には何も残らなかった。 そして、彼女は歪んだ。 ※この作品は、アルファポリス・小説家になろう・エブリスタ・カクヨム・暁・マグネット・comico・ノベルバ・pixiv・魔法のiらんど・セルバンテス、で並行連載されています。

女主人公ファンタジー異世界シリアスダーク復讐ハイファンタジー青春・ヒューマンドラマ一人称視点

評価・レビュー

運命に翻弄されるダークファンタジーの半生記が好きな人は好き

明るい雰囲気じゃないので好き嫌いが別れる小説だと思います。合わない人には合わないかと。 兄妹の確執を女主人公チェント目線から畫いた陰鬱な小説で、読み応えがあります。鬱に思う展開もあるけど、寧ろそういうのが好き!、って人にはオススメです。異種族間の恋愛要素もあって、自分にはそれが刺さった。色々なサイトに投稿されてて、自分が読んだのはカクヨムでした。 完結してます。

5.0

あっ

ダークファンタジーの形を取った人の心を描く物語

「Evil Revenger 復讐の女魔導士」では様々な心の動きがありますが、そのどれも強くはあるのですが共感もしくは理解ができました。 それは現代を生きる私たちにも通ずるところがあるからだと感じました。 故にこの作品は「ダークファンタジーの形を取った人の心を描く物語」だと私は考えます。 何より描写力が素晴らしく、すいすい読めてしまいます。 文章構成も良くできており、そのおかげでダークファンタジーにも関わらず読後感がとてもよかったです。 心を揺さぶられたいと思うなら、この作品をお薦めします。

5.0

戸織真理

結末は意外な、旅路の果て

 淡々と紡がれる、成長するまでの目を背けたくなるような日々。一人称で語られているはずなのに、まるで激しい感情など閉じ込めてしまったかのような、どこか他人事のような日々。  そう、チェントにとってそれは目をつぶってやり過ごすだけの日々。  閉じ込められて、一歩も抜け出すことのできない生活は、きっと禁止されていたからという理由だけでなく、彼女自身が、突然奪われた平穏な毎日を受け入れられず、自閉していたからかもしれません。  王族の血筋であることなどは中盤で語られますが、それは救いになるものではなかった。  単純な貴種流離譚にすることなく、テーマをまっすぐに描き切っている。  チェントが魔王城に流れ着いたあたりでしょうか、何故か脳裏には昔の洋画のような風景がバックグラウンドのように映り始めました。  中世の、戦争物、たとえばジャンヌ・ダルクのような。  埃と茶色い血と、武器や鎧の金属音に彩られた世界。  神が物語に介入しないだけ、よほど純粋かもしれません。  設定は魔王や、魔道術など、ファンタジーですが、それなくしても充分だったかもしれない、と私は感じました。  結末は少し意外でした。  ダーク・ファンタジーという言葉と、プロローグで、すっかりバッドエンドを思い描いていました。  これは良い裏切り、とても面白かった。  ありがとうございます。

5.0

メロウ+

復讐って辛いね。

主人公の日記形式で進む復讐譚。 主人公のチェントにとって救いが一切ない、灰色の世界観で憎しみがやがて狂気を孕み始めるその脈動に心が躍りました。 ラストシーン。 詳しくは言わないですけど、この灰色の世界が一気に晴れ渡る感覚に陥ります。 所々重い文章を使いつつテンポ良く進むストーリーラインは読んでて新鮮でした!

5.0

久遠ちゃん