猫好きの転生魔女 ~数百年後の世界に転生したら、猫がいない~
最終更新:2018/7/2
作品紹介
猫を愛し、猫と共に生きた偉大な魔女がいた。 猫を愛した彼女は猫に囲まれ、弟子に看取られ穏やかに天寿を全うした。 数百年後に輪廻転生で生まれ変わった少女は、自分の前世のことはさっぱり覚えていなかったが、猫のことだけは覚えていた。 だが生まれかわった数百年後の世界に猫はいなかった。 あまりのありえなさに絶望するが、少女は諦めなかった。 世界のどこかには、猫がいるはずだ。魂に残る記憶と愛だけを頼りに少女は猫を探す旅をする。 「この近くに、時として人類の上に立ち、時として人類にあがめられ、時として人類を仕えさせる魅力を持つ、大いなる存在(猫)がいると聞きました」 「近くの洞窟に(ドラゴンが)住んでいるよ。もしかして(倒しに)行ってくるのか!?」 「なるほど。近くの洞窟に(猫が)住んでいるのですね。(愛でに)行ってきます!」 そんな感じに勘違いしては「騙されたぁ!」と叫び、ありとあらゆる障害をなぎ倒して旅をする少女による異世界コメディ。
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