八七六〇時間の忘却
最終更新:2019/9/18
作品紹介
誰にだって抉られたくない傷はある。 経験したものにしか分からない苦痛。 人の傷を抉るのは罪か。 『人を利用して生きることは容易い。ただ誰かを利用して生き続け、いつか自分が利用されていることに気付く。だが、もう遅い。気付いた時には利用された後なのだ。利用され、捨てられた瞬間に真実は暴かれる。誰が善くて誰が悪いのか、そんなもの、皆んな悪いに決まってる。自分が悪いのならば、誰が悪いとは言えない。一人で生きることは不可能。ならば、目を瞑れ。 生まれた感情に価値はあるのか? 生きる価値はあるのか? 答えられないのなら、死に晒せ、感情』 ノア・アイザック・レイフィールド 35歳 心理カウンセラー 猫田良樹(ねこたよしき) 28歳 元会社員