処刑されることが仮確定している悪役令嬢に転生してしまったので、フラグ回避のため名探偵を演じます
最終更新:2022/3/23
作品紹介
※第20回 角川ビーンズ小説大賞は残念ながら最終選考落選でした。 応援くださった方、ありがとうございました! 八歳になった公爵令嬢ユーフェミア・グランツハイムは王宮の園遊会に参加した。 そこで転んだ拍子に頭を打ち付け、後頭部にハゲをこしらえる! が……悲劇はそれだけに終わらず、唐突に前世の記憶を思い出した。 実はユーフェミアは乙女ゲームの登場人物であり、将来的に処刑される予定の悪役令嬢だったのだ! どうしよう、どうしたらいい!? 若くして死んだ上に処刑なんて、そんな運命絶対に嫌!!! と、焦りまくるが時すでに遅し。 死亡フラグ(第二王子ジルベルト)がユーフェミアを尋ねてきていた。 後頭部にハゲを作ってしまった責任を取り、婚約するというのだ。 だが、この婚約こそがユーフェミアの死亡フラグの始まりだった! こうなったらもう、死亡フラグの起点となる、あの事件を解決するしかない!? こうしてユーフェミアは、ゲームプレイ時の記憶を頼りに名探偵を演じるのだった。