一蓮托生(いちれんたくしょう)
最終更新:2022/1/29
作品紹介
(2024年、カクヨムコン9に向け改定加筆版『一蓮托生~蓮華の下で結ばれて~』 https://kakuyomu.jp/works/16817330663745590547 を執筆、完成させました。本作品は改稿版完成後もこのまま残す予定ですが、初見の方は『一蓮托生~蓮華の下で結ばれて~』をお読みいただけると嬉しいです。) 1947年。東京の下町、厩橋そばのバラックに住む21歳の女性、横澤かつらは弟の康史郎と2人暮らし。昼は縫製工場、夜は両国駅近くのヤミ市の食堂「まつり」で働いている。酔いつぶれていた捕虜収容所帰りの青年、京極隆を助けたことから二人は互いに惹かれていくが、その影で地上げ屋がバラックの建つ土地を狙い、康史郎に罠をかけようとしていた。 戦争で辛い過去を持つかつらと隆。隆はかつらに迷惑がかかることを恐れて別れようとするが、かつらと隆は互いの過去を受け止め、周りの人々の力を借りて地上げ屋に立ち向かっていく。かつらと隆、そして下町の人々の絆と再生の物語。