【書籍化】婚約破棄を狙って記憶喪失のフリをしたら、素っ気ない態度だった婚約者が「記憶を失う前の君は、俺にベタ惚れだった」という、とんでもない嘘をつき始めた
最終更新:2022/4/7
作品紹介
【SQEXノベルさまより書籍全2巻発売中です。マンガUP!さまにてコミカライズ連載中】 ◇書籍ではWEB版のラストを変更し、2巻は完全書き下ろしになっています。 子爵令嬢であるヴィオラは、何もかもが自分とは釣り合わない公爵令息フィリップとの婚約破棄を望んでいた。そして事故に遭ったのをきっかけに、記憶喪失のふりをすることにした。 けれど突然、「君と俺は愛し合っていた」「二人きりの時には、フィルと呼んでくれていた」といった訳の分からない嘘を吐き、好きだと迫ってくるフィリップに圧倒されるヴィオラ。記憶があることを隠したまま、様子のおかしい彼のペースに巻き込まれてしまう。
評価・レビュー
タイトルに偽りなし!
タイトル通りで最初から最後まで貫かれているので大変安心して読めるラブコメ 話数は34+4で38ありますが、1話ごとは短いので割とあっさり最後まで読めてしまうボリュームなのも丁度良さを感じました 主人公の一人称視点の為、彼女の心の変遷により見えているものが少しずつ変わってゆくこと、知らなかったことを後から知ることで変わることなど、素直な構成が物語としても分かりやすくてとても良かった ただ、個人的には主人公が婚約者からされたような行為があったら、私なら事前に相談もなくそんなことされたら百年の恋も覚めるな!って思うようなことだったのでなんとも言えず…だけど それ自体は少女漫画などでは割とありがちでは…ないこともない感じの流れというかエピソードだから、引っかからずに読める人の方が多いかなとは思う そんなわけで、ハッピーエンドで割と爽やかなラストとして描かれてはいたけれど、私は「まぁ…主人公が良いなら良いんじゃないかな…笑」みたいな気持ちにはなったので、ラストは人によって多少好き嫌いが分かれる可能性もある…かもしれない
ゆうき
タイトルから察する通りのいちゃラブ小説!
タイトルからわかるように、素っ気なかった婚約者の方が主人公にベタ惚れだったと言う話です。だいたい察すると思いますが、悲しいすれ違いの果てに主人公は婚約破棄されようとしていました。 最終的にお互いのことを許してあげて許してもらえて大団円。いちゃラブ完! という感じです。 物語上、特に大きな捻りもないですが、その分安定していて最後まで安心して読めます。 短くまとまっていてさっと読めて、疲れた頭に染み込むいちゃラブ恋愛ものなので、さくっとにやにやしたい人におすすめです。
かんむり