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作:MACK

マリオネットインテグレーター3

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未評価

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最終更新:2021/10/3

作品紹介

 精霊の言葉を失って、自らの手で護ると決めた豊かなラザフォード国。  いくつもの絡まりあう想いの迷宮、その出口は。  数奇な運命に翻弄される少年カートと、彼を取り巻く人々の物語。  シリーズ三作目(それぞれ文庫一冊分の分量で物語は完結しています)。  一作目は主人公カートが14~15歳、二作目は15~16歳、本作は16~17歳までの期間のお話になっています。 マリオネットインテグレーター:https://kakuyomu.jp/works/1177354055651167264 マリオネットインテグレーター2:https://kakuyomu.jp/works/16816452219650202031 *「美少年を愛でる趣味」の人が出て来るため、BがLする系のシーンが発生しています。タイトルに*のある部分、ご注意ください。 *タイトルに☆がついている番外編は、他作者様が書いてくれた二次創作となります。 (C)Copyrights 2021/08/30 MACK All Rights Reserved

ファンタジーハッピーエンド剣と魔法ハイファンタジー続編人形遣い

評価・レビュー

絡まる「いと」が解けて、新たな未来の絆へと。

 水晶木の精霊の庇護を離れ、自らの国を治めることで前を向き始めたラザフォード。その国で、騎士として成長していたカートには、前作で負ったとある運命が容赦無く彼を絡め取ろうと襲いかかります。  いくつもの絡まる運命の糸。  大切に思うからこそ、その運命の前にもがき、混乱してカートを傷つけてしまったピア。どうしようもなく彼の前から逃げ出したカートを救ったのは、何とあの男で——。  前作で一応の解決を見たかに思えたカートの瞳の秘密と、隣国ドアナとの抗争を大きな軸として物語は進みます。  悩み苦しみながらも成長し、やがて色々な想いを抱え、答えを見出していく彼らの姿に、思わず涙が溢れてしまいました。  シリーズ最終作とのことで、全ての因果と因縁をひとつの未来へと織り上げていく見事なエピローグ。  彼らと会えなくなってしまうのが本当に寂しいと感じてしまう、素晴らしい物語でした。

5.0

橘 紀里

待望の続編。1から読めばきっとあなたもこのファンタジー世界に魅了される

こちらの作品はマリオネットインテグレーターシリーズ3作目となります。 1と2からのテーマとなる、人々が織りなす様々な「いと」から、主人公カート君を取り巻く登場人物達の人間ドラマや戦闘も多く描かれているファンタジー作品です。 3では以前からカート君に掛けられていた、命に関わるある魔法を解くために話が進んでいくのですが、彼をどうにか助けようとする人々が奮闘し、それによって本人や周囲も傷つき、悲しみ、様々な困難を乗り越えていくお話になります。 読んでいく度に、「うぉぉぉーー!!」とか「え!?」とか「きゃーーーー!!」とか一人で叫んでいたのはこの私です。 1話のお話の中にトップとダウンがありすぎるところもあり(大好き)、ジェットコースター気分で読めちゃうという素晴らしい本作。 個人的にずっと推している「アーノルド」という人物が好きすぎて、もうとにかくマリオネ1から読んでいる私にとって彼の成長が半端なく、ずっと頭の中に彼がいます。彼をもっと皆様に知ってほしい、ほんとに。 またストーリーの中は、謎めいたミステリー的な要素を多くあり、この人物はこの人だったのか!と様々な伏線を解かれていく話の流れもとても楽しめる要素の一つです。 他にも、「愛」をとても深く描かれている部分も大好きな要素の一つです。 男女間関係なく、主人公カート君を取り巻く人物との深い愛情がとても素晴らしく描かれており、人間愛といいますか、男女の間柄だけではない価値観というものがとても丁寧に伝わって来て、ぜひ皆様にもその部分に注目されて読んでほしいなと思っています。 この「愛」に関しては、1と2でも描かれており、また作者様の他作品でもとても美しい描写で描かれているのでぜひ触れていただきたいなと思います。 そして、ラストは美し過ぎて、思わず涙。 それぞれの人物がそれぞれに思いを感じ、考え、前を見て生きていく。 ぜひ、あなたの揺ぎ無い一本の「いと」をこの物語を通じて感じてみてください。

5.0

凛々サイ