【ざまぁ追放】された勇者の幼馴染を木こりの俺がもらいます

✲気軽にサクッと１０万字完結。ハピエン。安心してご一読くださいませませ！ 俺はブルーノ、職業は木こりだ。義理の妹が罵詈雑言の末に勇者パーティーに捨てられる場面に偶然目にした俺は、勇者が吐き出した不当な暴言を撤回するように求めるも、木こり如きが勇者の言葉を遮ったことを理由に決闘を求められる。 妹の勇者に対するあわい恋心は知っていた。だから、心に鍵をかけ……せめて二人が幸せになって欲しい、そう願っていた。だが、その思いは踏みにじられ、あまつさえ大切な人の尊厳を踏みにじられた。 そして決闘の日は訪れた。俺は勇者の小細工を打ち破り、正々堂々木剣にて叩きのめす。衆人環視の前の正々堂々の決闘である。本来であれば、罪に問われることはない。だが、結果として翌日には極刑に処されることが決定する。 そうなることを予期していた俺は、町を出る準備をすでに済ませていた。自身の罪が親族に及ばぬよう賞金首として町を一人出立しようとしたその時、妹であるアリスに声をかけられる。「私も、一緒に連れてって」かくして俺と義妹の冒険が始まった。 俺は誓った。必ずや最愛の人を幸せにする。その道を阻むなら神でも鬼でも俺の斧で斬り倒すと。