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作:富良野 馨

辺獄のパンドラ

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最終更新:2017/12/24

作品紹介

【講談社NOVEL DAYSにてリデビュー小説賞受賞・書籍化予定】最愛の妻・皐月を突然の事故で失った彰は、鬱々とした日々の中、道端で手渡された「『パンドラ』で未来のバカンスを!」と書かれたチラシに目が止まる。 そのシステムは、何十年も前から国家を越えて進められている恒星間移住研究計画のひとつで、長期移動の間に低活動下におかれる人々の脳の劣化を防ぐ為、ヒトの意識を仮想空間に繋ぐ、という試みで設計されていた。 研究費の獲得と仮想空間での現実の人間の反応を研究する為、研究者達がつくったリゾート専用の巨大な仮想空間、それが『パーソナル・ドリーム・ライフ』――『パンドラ』。 学生の頃、当時恋人だった皐月と二人でその初期実験に参加していた彰は、ある決意を秘めて『パンドラ』に入り、ひとりの人工人格の少女と出逢う。 完全に失ったものを取り戻す為、彼は今、仮想と現実の端境へと足を踏み入れる――。 ※小説家になろう・Novel Daysにも掲載しています

シリアスSF人工知能VRAI人工人格ヴァーチャルリアリズム

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