シルクロード幻想 名もなき国の名もなき王妃の物語り
最終更新:2021/11/14
作品紹介
タクラマカン砂漠の何処かにあった小さな国の物語り。 小さなオアシスの国に一つの恋が芽生えた。オアシスに栄えた小さな国。王と王妃は仲睦まじく、水量豊かなオアシスは地を潤し、交易と農業により国は安定していた。 だが、西の大国が大きな戦争をはじめ、その庇護下にあった小さな国の王は僅かな兵を連れ、戦いに行く。 それから…… 『シルクロード幻想』は詩のような掌編です。架空のオアシス国の王妃の恋を描きました。その掌編を短編にしてみました。 モデルは楼蘭王國。シルクロードの「さまよえる湖」ロプノールの西岸に位置し、シルクロードが西域南道と天山南路に分岐する要衝にあって、交易により栄えた。そこから、発掘された楼蘭の美女と呼ばれる美しいミイラ……彼女から発想を得ました。