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作・桐沢モイ

狐のお面を被った女の子に、僕は救われた。

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【作品紹介】

他者との距離、そして自分自身に悩む思春期の心情を小説にしました。

学園 青春・ヒューマンドラマ 高校 いじめ 友達 思春期

投稿されたレビュー

嗜虐性の裏に見える、人間の可能性

 物語は、終始狐のお面をつけたままで、決して外すことのない転校生、乙顔がやってくるところから始まります。  明らかに異質な容姿と、クラスの誰とも交わろうとしない態度。  存在そのものが浮いて見えることから、次第に彼女は、クラスのなかで孤立を強めていくのですが──?  本作の魅力は、よくも悪くも人間らしい汚さと、主人公の成長が描かれているところでしょうか。  周囲と馴染もうともせず、淡々と日々を送っている主人公。  クラスを平穏にまとめるため、マニュアル通りの対応を見せる教師や級長。  妙な言動を繰り返す転校生に反発し、排除しようとたくらむ問題児たち。  様々な登場人物たちの行動を通じて、人間が本来持っている嗜虐性であったり、慣れ合うだけでは解決しないイジメ問題の本質が見えてきます。  クラス内の軋みが臨界点に達したそのとき、乙顔がついに立ち上がるのです。彼女がお面を外したその時、いったい何が起こるのか?  そして、彼女の目的とは?  物語の結末は、是非あなたの目で確かめてほしい。  お勧めの、ヒューマンドラマです。

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木立花音(こだちかのん)

作品の評価分布

5.0~

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4.0~

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3.0~

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1.0~

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未評価

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