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作:もふもふ子狐

寧々(ねぇね)と豊川稲荷のあやかし事情

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最終更新:2021/8/22

作品紹介

ほっこりじんわり賞に応募中です。面白いと思ったら投票お願いいたしますm(_ _)m 主人公、玉藻寧々(たまもねね)は数年勤めていた和服店を首になってしまった。そんな最中、彼女はネットで社員募集の記事を拾う。 頼りに訪れたのは日本三大稲荷とも言われている内の一つ、愛知県にある豊川稲荷だった。 豊川稲荷に住まう白狐たちと伏見稲荷の狐たち。彼ら狐(あやかし)事情に巻き込まれた寧々は、あろうことか【昼間は人間、夜はお菊人形】の姿になるという呪いをかけられてしまう。この呪いを解くためには恋をする必要があると言われ…… 彼女は呪いを解くため、そして自身の和物好きが高じて【ココロ堂】で働くことを決意する。 日本の和を売る小物店と、そこに訪れる縁ありしあやかしたち。寧々は持ち前の明るさと器用さで彼らの心を溶かし、あやかしたちが抱える心の底の傷に触れていく。それは寧々の心すらも動かしていった。 踏み出す心をテーマにした、ハートフルで切ない癒し系ご当地あやかし物語のライトorキャラ文芸。 前向きじゃなくてもいい、ちょっとぐらいネガティブだっていい。踏み出す心があれば前へと進めるんです。 小説家になろうにも投稿しております。

日常恋愛ほのぼの青春・ヒューマンドラマほっこりじんわり

評価・レビュー

ある事件に巻き込まれたことにより、転職を余儀なくされた主人公が出逢いった天職

【簡単なあらすじ】 ジャンル:あやかしもの ある事件に巻き込まれ、濡れ衣を着せられた主人公は住むところも職も失ってしまい、切羽詰まっていた。そんな彼女の目に飛び込んできたのは、ある住み込みの社員募集の記事であった。詳しいことが書いておらず、怪しさを感じながらも面接に行くが……。そこで待ち受けていたのはあやかしの店主だったのである。果たして彼女の運命は? 【物語の始まりは】 童話のような始まり方の物語。主人公の日常がどんなものなのか、分かる場面から始まっていく。一話に入ると、彼女が何故この場所に来たのか経緯が語られていく。主人公はどうやらある事件に巻き込まれ無職になったことから、求人を見てここに面接へとやって来たらしい。ホームレス状態の彼女にとって、この住み込みの仕事は吉と出るのか、凶と出るのか⁈ 【舞台や世界観、方向性】 あやかしのいる世界 とても不思議な感じのする物語であり、舞台について詳しく説明するのは難しいが、豊川稲荷に住まう白狐たちと伏見稲荷の狐たちの違いや、あやかしたちについての知識など描かれている為、とても勉強になるなと感じた。 【主人公と登場人物について】 主人公は呉服屋で働いていたが、ある事件の濡れ衣を着せられたことがきっかけでこの地にやって来たらしい。通常なら落ち込んで何も手につかないだろう状況ではあるが、どうやら切羽詰まっていたようである。 職についての詳しい記載はないものの、内容と住み込みということに惹かれたようだ。切羽詰まっていたとはいえ、とても前向きな女性であると感じた。 その後あやかしたちと接する中で、段々と性格ななどもわかって来る。 【物語について】 主人公は自分のバッグにつけていた、和の小物が縁となって採用されることとなる。そしてここでは不思議な体験もするのである。しかしそれは、彼女には”見える”というだけである様だ。面接のあと、彼女は更に人間では体験できないようなことに遭遇するのである。 その後、彼女はあるあやかしによって、呪いをかけられてしまう。恋をすることで解ける呪いらしいが、そんなに簡単に恋は出来るものではない。この時点ではどんな呪いに書けられているのかもわからず、様子を見るために”ココロ堂”に泊まらないかという提案を受けるのだ。 その部屋で次に目覚めた後、あるあやかしと遭遇する。この場面から、ココロ堂がどんなところなのか? 何故主人公がこの店に採用されたのかなどが明かされていくのである。 【良い点(箇条書き)】 ・オリジナリティを持たせた作品である。 ・和がふんだんに出てくる。初めは現代らしさもあるが、段々と不思議な世界観に取り込まれていく。 ・主人公がとても個性的である。 ・憂いの部分が多いが、コミカルさもある。 ・童話調(ですます調)で描かれている為、昔話のような雰囲気も持つ。 ・登場人物それぞれにドラマを感じる。(背景がある) ・和らしさを表現している。 【備考(補足)】13ページまで拝読 【見どころ】 確かに主人公は”玉藻寧々”という人間の女性なのだが、あやかしたちの”人生”(?)にスポットのあたっている作品だと感じた。何故主人公がこの店に採用されたのか? この店が誰に為に存在し、なんのためにあるのか? それらが明かされていくと、この物語の中のあやかしがどんなものなのかわかって来る。”あやかしたちが抱える心の底の傷に触れていく”と、あらすじにもある通り彼らは心に傷を抱えているのだ。その傷はそれぞれ。 人と同じように何かに傷つき、それを言えないものも、もちろんいるだろう。彼女はこの先どのようにして、彼らを癒していくのだろうか?  そこが一番の見どころだと感じる。あなたもお手に取られてみてはいかがでしょうか? 彼女が彼らの心に触れ、どんな風に変わっていくのか? その目で是非確かめてみてくださいね。お奨めです。

5.0

crazy's7