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作:御陵

書記メルローチェと王家の呪い

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未評価

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最終更新:2019/3/2

作品紹介

 今を隔てること、永劫の彼方。十種の人類が神々の庇護のもと、共に生きる”白銀時代”の真っただ中が舞台のハイ・ファンタジーです。  主人公の少女メルローチェは、白耀龍で中央万神殿の書記。でも度重なる失敗のため、クビの瀬戸際に。  もう二度と失敗を重ねないため、古代爬虫人の王が残したという”無謬の鉄筆”を探す旅に出発します。同道するのは、この世界に武名を馳せる従兄の緑龍の騎士、ネウィル=ブラン=ローサイト卿。途中、砂精人のサッカーラ兄妹、盗掘者のジン=スティルヴィル=タクトの協力を得て、古代の王墓から目的の神器を手に入れます。  が、王墓を荒らした報いが降りかかり、サッカーラ妹は窮地に。メルローチェ、ローサイト卿、それにジンが、その王家の呪いを解くため、奔走します。  主人公が女性、パートナーが騎士と盗賊ということもあり、恐らく女性向けの作品になっているかと思いますが、広くお読み頂けましたら、この上ない幸いです。   ※2019/3/21 完結作品セレクションに取り上げて頂きました。 拙作に目を留めて下さいまして、衷心より感謝致します。 ありがとうございます。 ☆本作続編が『書記メルローチェと『魔術師大全』』です。 https://estar.jp/novels/25353027 こちらもお読み頂けたら嬉しいな……☆ ※2019/2/17 付記「鏖殺の地の物語」が初稿状態ながら完結しました。 突然修正が入るかも知れませんが、冷やかして頂けましたら幸いです。 ※2019/1/30 鏖殺の地のことを知りたい、というご要望に基づき、末尾に付記を追加します。 養女の手記という体裁を取り、不定期更新になりますが、お気付きになりましたら、覗いてみて頂けたら幸いです。 (前半部分は、ピアンキ王たちのお話になります)   

冒険ファンタジー

評価・レビュー

もう後がない?! 仕事で失敗続きの主人公は旅でも前途多難!

【簡単なあらすじ】 ジャンル:ハイファンタジー 度重なる失敗の為、クビの一歩手前となってしまった主人公が、その危機を回避するため古代爬虫人の王が残したという”無謬の鉄筆”を探す旅にでる物語。主人公は目当ての品を探し出し、無事に帰ることはできるのだろうか? 【物語の始まりは】 ある少女の失敗から始まっていく。そしてその失敗を上司である父から注意されるのだ。しかしどうやら彼女の失敗は一度や二度ではないらしく、後がない! という状況に。頑張り屋ではあるものの、そそっかしい性格が仇となっているようだ。果たして彼女は、生まれ変われるのか? 【舞台や世界観、方向性(箇条書き)】 無謬(むびゅう)とは? 理論・判断などに、誤りが無いこと。 同じ竜族でも種があり、それぞれ気質が異なっている。 主人公は今まで神殿集落から出たことはなかったが、従兄や母は冒険をしたことがあるようである。竜以外の種族も暮らす世界。 【主人公と登場人物について】 主人公は落ち着きがなく、そそっかしい性格から頑張り屋であるにもかかわらず、失敗ばかりしてしまう。それは書記としては致命傷でもあった。 父は上司であり書記総長。 従兄に緑衣の騎士異名を取る青年がいる。 彼は使える主君を失ってから、諸国を旅しているらしい。今回彼女が捜すものに関しての情報は、彼から得たものである。 主人公はこの神殿集落をまだ一度も出たことがない。 父は安全第一。母は従兄と同じ、放浪や探索を好む種族(?) 【物語について】 失敗ばかりしていて、”解雇予告”されてしまった主人公は、従兄から数千年前に大陸の東側にあった国の王が所持していたとされる”無謬の鉄筆”についての話を聞く。それは間違ったことは絶対に書けない魔法の筆記具らしい。それは主人公にとって一条の光であった。 彼から行くべき先を教えて貰った彼女は、母の協力を経て旅立ちの準備を整えることになる。しかし父は彼女の身を案じ、反対をする場面も。それでも後がない彼女にとっては死活問題でもあるのだ。読み手としては仕事が好きだからこそ続けたいのではないか? と感じた。その為にはやはり自分の性格が壁となる。簡単に治せるものではないからだ。手に入る確証のないものではあるが、きっと藁にも縋る想いなのだろう。彼女の決心は揺るがなかった。一人で旅に出るのかと思った旅立ちの日、ある人物も同じ場所へ向かい旅立とうとしていた。初めて産まれた場所から旅立つ、冒険に出る主人公にとっては心強い。だが彼女はどうやら負けず嫌いでもあるようで、前途多難な旅になりそうである。果たして無事に目的のものを手に入れることは、できるのであろうか? 【良い点(箇条書き)】 ・娘の旅立ちについて、父と母の反応は違う。それは種族の気質の違いでもあるようで、とても分かりやすい。 ・主人公の性格や気質が言動から伝わって来る。 ・危なっかしくて、ハラハラしてしまう。 ・登場人物それぞれに個性がある。 ・情景が分かりやすい。 ・旅に出てもすんなりいかず、物語に主人公の性格が活かされている。 ・自分にあった武器というのが良い。どのように使われていくのだろうか? 【備考(補足)】92ページまで拝読 【見どころ】 仕事で失敗ばかりしている主人公は、もし次に失敗をしてしまったらクビになってしまうところまで追いつめられていた。問題はそそかっかしい性格。しかし性格はなかなかどうにかできるわけではない。そんな時、従兄から絶対に間違ったことを書けないという”無謬の鉄筆”の話を聞くのである。彼女はその道具を手に入れるために旅に出ることを決意する。神殿集落を出たことのない彼女にとっては、とても勇気のいる選択。しかし他に道がないほどに追い詰められていたのだ。 父に心配されるも意志の変わらない主人公は、母にサポートされ旅立つことになる。そして実際旅立つ日には従兄からもサポートを受けることになるのだが、彼女はカチンときやすい性格なのか半日で失敗してしまう。とても危なっかしい。だが転んでもただは起きぬ、ということなのだろうか? 良い出会いも果たすことになる。知らない土地での出会いは、今まで一つの集落にしかいたことのない彼女が新しいことを知る機会でもあったのではないだろうか? ハラハラするものの、ワクワクする展開も待ち受けているように感じた。 あなたもお手に取られてみてはいかがでしょうか? 読了部分ではまだ、お目当ての品は見つかってはいません。これからどんな展開になっていくのか、その目で是非、確かめてみてくださいね。おススメです。

5.0

crazy's7