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作:槻影

嘆きの亡霊は引退したい 〜最弱ハンターは英雄の夢を見る〜【Web版】

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最終更新:2024/4/17

作品紹介

★アニメ化決定しました! 2024年放送予定です。よろしくお願いします! 書籍版十一巻、コミック9巻、2月に同月発売します。そちらもよろしくお願いします! 世界各地に存在する宝物殿とそこに眠る特殊な力の宿る宝具。富と名誉、そして力。栄光を求め、危険を顧みず宝物殿を探索するトレジャーハンター達が大暴れする時代。 幼馴染達と共に積年の夢であるハンターとなったクライは、最初の探索で六人の中で唯一自分だけ何の才能も持っていないことに気付く。 しかし、それは冒険の始まりに過ぎなかった。 「もう無理。こんな危険な仕事やめたい。ゲロ吐きそう」 「おう、わかった。つまり俺達が強くなってお前の分まで戦えばいいんだな、いいハンデだ」 「安心してね、クライちゃん。ちゃんと私達が守ってあげるから」 「あ、ストップ。そこ踏むと塵一つ残さず消滅しますよ。気をつけて、リーダー?」 強すぎる幼馴染に守られ、後輩や他のハンターからは頼られ、目指すは英雄と強力な宝具。 果たしてクライは円満にハンターをやめる事ができるのか!? ※勘違い系コメディです。 ※GCノベルズより書き下ろし多数の書籍版が十巻、漫画版八巻まで発売中です。よろしければそちらも是非ご確認ください! ※ますたぁが喫茶店を始めてしまったグルメスピンオフもあります。

R15残酷な描写あり冒険男主人公トレジャーハンター

評価・レビュー

ストレスフリーな勘違いコメディ

何も考えずに読める、なろう系コメディ小説の一作。 ライトノベル好きならスラスラ読めるテンポのいい文章で、作風にも槻影風とでもいうべきか作者個人のオリジナリティがある。多作な方だが、どの作品を読んでも「ああ、あの人が書いたのか」と分かる感じ。ただその分キャラクターや展開が全て似通っていて、特に主人公が大体同じタイプで、有能(?)な無気力系ばかりな印象。その代わり一定以上の面白さは担保されているので、安心して読める作家さんだと思う。 「嘆きの亡霊」は長期連載中の作品で、最初の1章2章あたりは特にテンポもよくて面白い。 ハンターなら誰もが一目置くパーティー「嘆きの亡霊」のリーダーで、知らぬ者のない二つ名持ちでありながら謎多きハンターである主人公が、実は最弱ハンターで「引退したい」が口癖…という勘違いコメディ。 主人公がテキトー言ったことが意味深にとられて最終的に全ての出来事が主人公の掌の上で転がされていたみたいに受け取られ全知全能扱いされて、1人意味の分かっていない主人公は「うんうん、そうだね」とテキトーに相槌をうつ…といったストーリー。主人公のパーティーメンバーもなかなか登場せず、チラチラと匂わせだけされて先の展開への布石としているのも上手い。 ただ章が進むにつれてテンポが悪く話がなかなか進まないので冗長さがキツくなってくる。しかも話の畳み方が無理矢理に過ぎる。特に伏線を敷いて回収するということもなく、問題を全て解決する人や物や現象が現れて丸く収まり、それらは全て主人公の掌の上だったと周囲が勘違いするという「デウス・エクス・マキナ」状態。勘違いコメディなら伏線や布石を敷いてピタゴラスイッチ的に展開が繋がっていかないと面白くない。問題が解決してもカタルシスが得られず、「あの話読み飛ばしても大丈夫じゃん」と気付くと中弛みを感じて疲れてしまった。 書籍化漫画化しているのでそれに合わせて文字数や展開を調整しているのかもしれないが、引き延ばし感が強いので連載を追いかけるとしんどいと思う。貯めて読むとか、何も考えずにサラサラっと読む分には面白いと思う。

3.0

shovel