青葉眩しき山神さまの二葉葵
最終更新:2020/3/11
作品紹介
その夏、日照りが続いて畑はひび割れた。村長は幼い姉弟に山神さまへの遣いを頼んだ。遣いなどというが、実際は贄だ。身体の弱い弟を庇い、姉は供物と共に輿に乗る。 山の奥に待っていたのは、山神さまに舞を捧げる男の人だった。女はいらないという宮で、山神さまが目覚めるまで彼女は働くこととなる。 小説家になろうにて、Webアンソロジー企画 音の結び目(https://ncode.syosetu.com/n5027ga/)(紹介動画 https://youtu.be/FyUiAL3sjME) に寄稿した作品に加筆・修正を加えたものになります。 企画概要は以下です。 ①「いけおぢ」と「健気おにゃのこ」の小説であること ②五千字~三万字の短編であること ③年の差が十歳以上であること ④ハッピーエンドであること(各々の判断で「読後感が良い」と思うものを書いてください) ⑤「切ない」「儚い」「美しい」のいずれかorすべてのテーマを扱っていること(各々の判断で、いずれかorすべてをお話に取り入れてください) こちらの作品は小説家になろう、カ ク ヨ ムでのみ公開しています。 ©ながる 2018 ・禁止未经许可的转载、重新发行。