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作:あぐにゅん

たかが子爵嫡男に高貴な人たちがグイグイきて困る

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最終更新:2020/9/11

作品紹介

レイは子爵家の嫡男である。 この春に王都にあるワシントス王立学院に入学する為、故郷であるクロイツェル領を離れる事になっている。領地持ちに子爵家嫡男とはいえ、その領地は王国でも辺境であり、所詮は子爵家。上級貴族やましてや王族などには縁がない家格である。領地も辺境の為、王都で権勢を誇ろう、家格を上げようなどとは全く考えていない。むしろ興味がない。自領の運営だけで十分なのだ。 なのにどうした事だろう。入学前には公爵令嬢、伯爵令嬢、入学してからは王子にまで話かけられる。おかしい、たかだか子爵嫡男である。みんな気安く話かけ過ぎではないだろうか?話かけられる身分の低い側は正直困ってしまう。それはそうだろう、だってうちは子爵家である。 だからレイは本当に思う。「勘弁して欲しい」と。 出世欲のない、ただの子爵嫡男が、気が付けば、注目される存在になり、気が付けば、英雄と呼ばれる存在にまで、本人の意図とは別にのぼり詰める話。 舞台はゲーム類似世界で異世界転生要素あり。ただし主人公は転生者ではありません。

R15残酷な描写あり異世界転生身分差乙女ゲーム

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