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作・ 鷹月

赤燈の街

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【作品紹介】

星喰いの魔獣が太陽を飲み込み、暗闇に打ちひしがれた世界。荒廃した地表に残された名もなき「街」では、魔獣を打ち払った偉大な魔女によって生み出された無数の「燈火」が、太陽の代わりに人々を照らし出していた。 街のエリートが集う魔法アカデミーに通いながら、ロクに魔法を使いこなすことが出来ない「無能」の烙印を捺された少女・マリアベルは、ある日「魔女の息子」を名乗る少年と出会う。彼がやってきたその日、永らく町を照らし続けていた燈火たちはいっせいに消えさり、街は暗闇に沈んでしまう。果たしてその因果とは――。 仄暗い世界で紡がれる、もしかしたらあなたの心を照らしてくれるかもしれない小ファンタジィ。 ※別サイト・別名義で投稿していたもののリライト

ファンタジー 女主人公 魔法 西洋風

投稿されたレビュー

新たな自分を見つけるファンタジー

本作の主人公マリアベルは自己肯定感がとても低く、素直になれない少女。 祖父は魔法学校の校長で偉大な魔法使いですが、その孫であるマリアベルは魔術の才には恵まれていなかったということもあって、非常に強い劣等感を抱いています。祖父の死からマリアベルはより一層周囲に対して素直になれません。 唯一使えるのは光を生み出す魔術だけ。テストから逃げていたマリアベルはついに退学の危機まで追い込まれたマリアベルですが、ある日、街を照らしていた光が消え、魔女の息子であるライトが現れます。 塔に眠るとされる魔女と、その息子であるライト。塔の秘密を知っていくなかで、マリアベルは自身の良さを見つけていく物語です。 薄暗い街の中で、わずかな光が淡く光っています。閉ざされた街で希望となるのは塔にいるとされる魔女と、魔女の生みだした光。 暗く、閉ざされた世界観ではありますが、幻想的な描写も多いです。 そして、マリアベルの苦難が痛いほど分かる描写の数々に読んでいて心が苦しくなります。私はよく「心の嵐」と呼んでいるのですが、この心の中で巻き起こっている嵐がよく書かれているなと思いました。 悩んでも悩んでもどれもマリアベルにとって納得のいく答えではない中、ライトという不思議な登場人物と関わり、納得解を探していくのです。あるいは、アカデミーの友人との交流の中で、大切なものを見つけていくのです。 納得し、自分で答えを見つけたマリアベルの素敵な姿は、ぜひみなさんに見ていただきたいです。

point_star point_star point_star point_star point_half_star 4.5
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瀬戸晴海

作品の評価分布

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