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作・ 畑中希月

水の供人

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【作品紹介】

美しい少女ノエイルは、遊牧の民。彼女には六歳までの記憶がない。 ある日、出会った旅人の青年は告げる。ノエイルは、砂漠の都市国家で信仰される水の女神の一柱なのだ、と。 自分を守る供人として遣わされた青年に、ノエイルは本当の生まれ故郷目指して旅に出ることを要請される。 全ては、雨が降らなくなった砂漠の国を救うために。姉である水の女神にノエイルが助けを求めることができなければ、国は滅ぶ。 青年にほのかな想いを抱き始めたノエイルは、彼のためにも旅立つ決意をする。 襲い来る追っ手。禁じられた女神と人間の恋。 困難に遭いながらも惹かれ合う二人は、旅先で絆を深めながら、水の女神が住まうという湖へと向かう。 ※小説家になろう、カクヨムでも公開しています。

ファンタジー 女主人公 シリアス 人外 天災

投稿されたレビュー

距離感がもどかしい純ファンタジー

医師になるという自分の夢を絶ち、水の女神に仕える神官となった青年ルクン。 ルクンは水の女神から、雨の降らなくなった砂漠のために、行方不明となった水の女神の一柱ノエイルを探せと命を受ける。 一方、水の女神の一柱であるノエイルは過去の記憶をなくし、人間としての営みをしていた。 ルクンと出会ったノエイルは自身の生まれ故郷へ行き、過去を知るために、旅立つ。 というのが冒頭のおおまかなあらすじです。 こんなところにあんなところに伏線があり、ノエイルの正体や過去に驚かされたり、騎馬戦にドキドキハラハラワクワクしたりと、とても面白いものでした。 枯れた砂漠の世界の中にある、しっとしとした水の世界。 ノエイルの生きていた遊牧の世界。 世界観もとても素晴らしいです。 そんな中、このノエイルとルクンの関係性に私はとても惹きつけられてしまいました。 中盤から二人はお互いがお互いを意識していることに気付くのに、ルクンはやはり自身の立場があるので自分の手で距離をとろうとします。 その葛藤にとてももだもだとさせていただきました。 ノエイルはノエイルでそんな彼とどう関わり、自身の気持ちと折り合いをつければいいのか悩むのですが、悩むノエイルもとてもかわいらしい。等身大の描写にきゅんっとしてしまいます。 恋をし、愛することを諦めていた二人が徐々に自身の気持ちを大切にし、そのために行動する後半、とても面白くて読む手が止まりませんでした。 これはノエイルとルクン、両方が主人公の物語です。 二人の心情の変化にポイントを置いて読んでほしいなあと思います。

point_star point_star point_star point_star point_half_star 4.5
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瀬戸晴海

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