The Gazer 《 ゲイザー》
最終更新:2024/4/25
作品紹介
これは世のあらゆる災厄を封じた地、 トゥアハ・デ・ダナーンに伝わる物語。 怪物が跋扈する森、妖精の悪戯に翻弄される人々、 蠢く悪意、正義と正義、罪と罰が巻き起こす騒動は、 やがて世界崩壊の兆し、禍々しき闇の到来に波及する。 紡がれしは魔神に戦いを挑んだ知られざる英雄の軌跡。 いつか吟遊詩人が奏で、子どもたちが詠う伝承の詩篇。 彼の長い旅路は、傷ついた白狼との出逢いから幕を開ける。 【あらすじ】 闇祓いの力に目覚めた忌み子の少年ユウリスは、女師匠ウルカ、相棒の白狼と共に、怪物と妖精の思惑が絡み合う複雑怪奇な事件に挑む。大都市ブリギットを巡る数多の陰謀、その先で産声を上げる邪竜の後継者とは誰か──幻想と神話の世界で繰り広げられる、ボーイ・ミーツ・ガール・ファンタジー!※月金0時更新 【はじめに】 本作は、スローペースで進む物語です。山場にいたるまでの日常、どこかに辿り着くまでの道程を、可能な限り丁寧に描いています。ファンタジー小説『The Gazer』の執筆者から読者の皆さまへ、届けたい想いは一つだけ。異邦の空気を味わい、幻想の景色を眺め、土地の臭いを感じ、詩歌と喧騒に耳を傾け、登場人物たちと同じ世界に触れながら物語を楽しんでください。これから始まるあなたの旅路が、どうかすてきな時間でありますように。 流川夕(Yu Nagarekawa) 【イラスト】 近況ノート『The Gazer Concept Art Girl's Collection』にて、物語を彩る女性たちを描いたコンセプト・アートを公開中です。なお同時掲載の『Flavor Text』には本編のネタバレが含まれます。閲覧の際は念のため、ご注意ください。索引のURLは以下の通りです。https://kakuyomu.jp/users/nagarekawa/news/16817330654131674912 【エピソード】 本作は『第一話』『第二話』と区切っており、それぞれが独立した物語です。『最終話』と『断章』を除き、どこから読んでもお話がわかるようになっています。ぜひ気になったタイトルからご覧ください。大見出しの第一章を飛ばし、第二章から読んでいただいても問題ありません。 【おねがい】 フォローやご評価、レビューをいただけると執筆者は幸せになります。お手間でなければポチっとご協力のほど、よろしくお願いいたします。
評価・レビュー
設定も、物語も、そしてその信念も軽くない。重厚なファンタジー作品!
怪物や魔獣が住む世界で生きる人々。それらを狩る者に、それらに怯える者。その全てが重厚かつ美しく描かれていて、素晴らしいと思いました!月並みな言葉かも知れませんが重厚かつ読み応えのある、本格的ファンタジーだと思います!
鯨ヶ岬勇士
きっと15年前なら『デルトラクエスト』を読んでいる皆様
平凡な少年がひょんなことから剣を持つ、 王道ど真ん中の作品です。 それ故に内容がいかに整っているかよくわかる。 舞台や人物の描写はもちろん、 章始めの怪物図鑑では今回の注目先をあらかじめ教えてくれます。 師となるウルカおねえさんがすき。 振る舞いから戦いの流儀までかっこよい。
エコエコ河江(かわえ)