死神を食べた少女
最終更新:2012/12/23
作品紹介
死神を食べたらどうなるんだろう。 私には良く分からない。分かるのはたった一つ。 お腹がすいた。 だから、こいつらの首を持って偉い人に届けよう。 きっと美味しい物が食べられる。 さぁ、準備が出来たら出発だ。 本編完結しました。外伝、後日談を掲載しました。
評価・レビュー
小説家になろうの中で一番好きな小説です
主人公が戦った所では勝つけど、全体としては劣勢で負けているのが好きな自分には最高の小説でした。 主人公の強さも一般兵よりははるかに強いが、圧倒的物量には勝てないというバランスも好きです。 話としては反乱が起こった王国で、王国軍として反乱軍と戦います。 国王は政治に関心を示さず宰相が国政を牛耳り、政治が腐敗している側で戦うのは新鮮でよかったです。 主人公の行動原理も『美味しいものをお腹いっぱい食べる』『反乱軍は殺す』とシンプルで分かりやすく一貫しているのが好きです。 37話で完結しているので戦記ものや末期戦ものが好きな人は是非読んでみて下さい。
ミミズク
独特の世界観の作品を読みたいあなたへ
当作品を一言で説明すると、「主人公の死神を食べた少女が、革命によって終わりを迎えようとしている王国の兵士として戦っていく話」です。 見どころとしてはたくさんありますが、一つ上げろと言われれば「主人公の少女が可愛い、そして独特の魅力を持ち合わせている」点です。 彼女は頑固ともいえるぐらい、一貫した信念を持っています。 そんな彼女に周囲の人は、戸惑いながらも、だんだんと惹かれていき、そしてともに戦っていくことになります。 きっとこれから読まれる方も彼女に段々と惹かれていくことになります。 当作品は戦記物になりますが、とても読みやすく、途中で読みたくなくなるということもないと思います。 完結してますので、安心して読んでいただければと存じます。
らい しゅう