魔帝令嬢と妖精のおっさんの一年記
最終更新:2021/1/26
作品紹介
フレイオージュ・オートミールは「魔帝ランク」である。 一色の魔法使い「ただの魔法使いランク」は、それなりにいる。 二色の魔法使い「魔鳥ランク」は、まあまあいる。 三色の魔法使い「魔王ランク」は、かなり珍しい。 四色の魔法使い「魔竜ランク」は、非常に珍しい。 五色を有する「魔帝ランク」は、数百年に一人という稀有な存在であった。 外敵から身を守るように。 また、外部要因で当人の人格や性格を歪ませないように。 オートミール家の箱庭で純粋培養で育てられた彼女は、十年ぶりに外出し、魔法騎士の士官学校に通うことになる。 特に問題もなく、順調に、しかし魔帝に恥じない実力を見せつけた一年間を経た、士官学校二年目の初日。 彼女は、おっさんの妖精と出会うことになる。
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