偽神託
最終更新:2024/4/1
作品紹介
奈良時代、富や利権を求めて神聖なる神託が「利用」された。 己が発した偽りの神のお告げ「偽神託」によって、ついに鋳造されてしまった大仏を、宇佐八幡の使者 杜女は誰にも言えない苦悩を抱えて礼拝をする。 都で彼女の苦悩を唯一理解する男に恋をした杜女は、密かに男児を産み落とし、その子もまた新たな「偽神託」に巻き込まれていく運命にあった。 これは偽神託に翻弄された人々の物語。 ------------------------------ この物語はフィクションです。 史実をエッセンスとしているため、実在する地名、人物、団体、信仰、建造物等作品に上表現されますが全て架空のものです。 歴史作品という性質上、史実、各学説等と矛盾する点が多々ございます。また、信仰、学説などを否定する表現がございますが、物語展開の都合であり筆者の思想を意図とするものではない事を予めお知りおき頂けると幸甚です。 藤村 乙鳥 拝